靴の悲哀

書誌情報     

大正14年  4月27日発行(1925)
著作者 大宅壮一
発行者 大宅壮一
印刷者 谷口熊之#(末尾1文字検印で隠れ判読不能)
印刷所 八鉱社
発行所 日本フェビアン協会
発売元 春秋社
14cm×20cm(菊判)、本文32頁

詳細

 日本フェビアン協会のパンフレット。イギリスの小説家・文明批評家で「タイム・マシン」「宇宙戦争」などのSF小説で有名なH・G・ウェルズの思想小説の翻訳。原題は「This Misery of Boot」でウェルズが英国のフェビアン協会に入っていた1907年の作品。他社の邦訳では『汝の靴を見よ』『この惨めな靴』と題された事もある。靴によって資本主義社会、いわゆる自由主義社会の実体を根底からあざやかに浮き彫りにし、当時のイギリスのあらゆる階層の人びとに大きな感動を与えた傑作だと言われている。
 大宅壮一は「序」で「社会主義の要領を手っ取り早く飲み込める様ないい本はないかね?」といった質問や疑問に対し「その結果遂に発見したのが此の小冊子である」と記している。『社会問題講座』第9巻の「講師略伝」によると発禁になったらしい。後に平凡社の『新興文学全集』に再録されている。

参考:浜野輝訳編『ザ・ベスト・オブ・H・G・ウエルズ』(1981年6月5日・サンリオ/サンリオSF文庫)

目次

序(訳者)(大宅壮一)

靴の悲哀(H・G・ウェルズ著/大宅壮一訳)

  1. 靴及び上部構造としての世界
  2. 靴の害をこうむらぬ人々
  3. 此の点に議論が起こる
  4. 社会主義は実現出来るものか?
  5. 社会主義とは革命のことである

日本フェビアン協会の事業
綱領 日本フェビアン協会


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