オーブリー・ビアズリー(2025年4月18日)
現在、三菱一号館美術館で「異端の奇才 ビアズリー展」が開催中です。今回は画家:オーブリー・ビンセント・ビアズリーに関連する雑誌記事索引を紹介します。
※今回紹介した索引の雑誌記事コピーをご希望の場合は、遠隔地の方でも資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。どうぞご利用下さい。
『芸術新潮』臨時増刊2025年1月号にはビアズリーの年表が掲載されています。
- 1.
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- 記事種類
- タイトル
- 2025年美術展 ベスト25 2025 FEBRUARY オーブリー・ビアズリー モノクロームの衝動 「異端の奇才 ビアズリー展」東京・三菱一号館美術館 ※略年譜有り
- 発言者
- 雑誌名
- 芸術新潮臨増
- 発行日
- 2025年01月
- ページ
- 24-25/50-55
- 備 考
- ‖オーブリー・ビンセント・ビアズリー[画家]略歴‖
ビアズリーは1872年イギリスのブライトン生まれで、裕福とはいえない家庭に育ちます。16歳になると進学をあきらめロンドンで測量技師事務所や生命保険会社に勤めるかたわら、独学で黒と白の独特の画風による作画活動を行います。19歳を目前にした夏に画家エドワード・バーン=ジョーンズを訪ね大いに評価されると、しばらくして『アーサー王の死』に使われる挿絵の仕事が舞い込み挿絵画家として人気者となります。イラストレーターとして成功をおさめますが7歳のころに患った肺結核が再発して1898年25歳の時に亡くなります。
早世で画業の活動年数は6年弱です。ですがその間にオスカー・ワイルド『サロメ』の挿絵や、雑誌『ステューディオ』『イエロー・ブック』『サヴォイ』で描いたインパクトの強い作品を数多く残しています。年表には「世紀末を駆け抜けたあまりに濃密な25年6カ月」と書き添えられています。
『芸術新潮』2025年2月号はビアズリーの特集になっています。
- 2.
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- 記事種類
- タイトル
- ビアズリー 背徳のモノクローム 巻頭エッセイ 原田マハ 黄色いあだ花とその果実 ※ビアズリーがアート・ディレクターを務めた雑誌「イエロー・ブック」
- 発言者
- 原田マハ
- 雑誌名
- 芸術新潮
- 発行日
- 2025年02月
- ページ
- 16-19
- 備 考
- ‖原田マハ[作家]‖オーブリー・ビンセント・ビアズリー[画家]‖
- 3.
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- 記事種類
- タイトル
- ビアズリー 背徳のモノクローム オーブリー 毀誉褒貶の仕事と生涯 ※ピアノと読書に耽る少年、アーサー王の挿絵画家は期待の新星、サロメの衝撃、雑誌こそ主戦場、華麗なる新展開
- 発言者
- 加藤明子
- 雑誌名
- 芸術新潮
- 発行日
- 2025年02月
- ページ
- 22-39/52-55/58-63
- 備 考
- ‖オーブリー・ビンセント・ビアズリー[画家]略歴‖
- 4.
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- 記事種類
- タイトル
- ビアズリー 背徳のモノクローム ビアズリーを深掘りする ※少女か妖婦かサロメ比べ、ビアズリー近辺の性事情、相思相愛ビアズリーと日本
- 発言者
- 河村錠一郎
- 雑誌名
- 芸術新潮
- 発行日
- 2025年02月
- ページ
- 40-45/48-51/64-67
- 備 考
- ‖オーブリー・ビンセント・ビアズリー[画家]‖
- 5.
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- 記事種類
- タイトル
- ビアズリー 背徳のモノクローム 愛されビアズリーの気になる交遊録 ※家族、出版人・編集者、作家・評論家、画家・デザイナーの交遊録
- 発言者
- 雑誌名
- 芸術新潮
- 発行日
- 2025年02月
- ページ
- 46-47
- 備 考
- ‖オーブリー・ビンセント・ビアズリー[画家]人脈‖
「背徳のモノクローム」と題された特集では、今回の展覧会の紹介、雑誌での活躍、『サロメ』の歴史的背景、日本の浮世絵から受けた影響や、逆に日本人が彼から受けた影響の考察までビアズリーを深堀りしています。
『ユリイカ』臨増2019年3月号では日本の漫画に与えた影響について触れています。
- 6.
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- 記事種類
- タイトル
- 魔夜峰央 漆黒と白閃 ビアズリーの挿絵はマンガの型式に影響をおよぼしたのか?
- 発言者
- 松下哲也
- 雑誌名
- ユリイカ臨増
- 発行日
- 2019年03月
- ページ
- 256-263
- 備 考
- ‖オーブリー・ビンセント・ビアズリー[画家]‖
モノクロの絵がほとんどで日本では少々漫画的に捉えられるビアズリーの作品ですが、魔夜峰央さんが強く影響を受けたことが掲載されています。この記事は観相学を足がかりにして引用や様式レベルだけではなく両者の画面の奥にある理論に目を向けた分析になっています。
最も古い記事は『女性』1924年12月号です。
- 7.目録
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- 記事種類
- タイトル
- 西欧名画の解説
- 発言者
- 中井宗太郎
- 雑誌名
- 女性
- 発行日
- 1924年12月
- ページ
- 巻頭 / 224-225
- 備 考
- ‖オーブリー・ビンセント・ビアズリー[画家]‖アンリ・T・ロートレック、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック[画家]‖
巻頭の作品『ワグナーを聞く人々』と解説文で構成されています。100年ほど前に書かれた文章になりますが、この記事では僅か6年間しか制作の期間を持たなかった境遇にふれ「闇を破る彗星のやうに消え去ったビアズレーは、實に …人生は短く藝術は永し… を語ってゐる。」と締めくくられています。100年後にも展覧会が開かれ、そして多くのクリエイターに影響を与えるとはすごい才能ですね。
※「ビアズレー」と「リー」ではなく「レー」とした記述もあり、近年でも見かけることがあります。両方使われているようです。
オーブリー・ビアズリーに関連する記事、その他です。平野啓一郎さんや中野京子さんの記事はビアズリーの作品の魅力を解説したおもしろい記事でした。
- 8.
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- 記事種類
- タイトル
- 見もの聞きもの 文春美術館 名画レントゲン 79回 原作者に挑んだクリエイティブな戦い オーブリー・ビアズリー「踊り手の褒美」 1893年(原画) 1907年(印刷) ライン・ブロック印刷 厚地和紙
- 発言者
- 秋田麻早子
- 雑誌名
- 週刊文春
- 発行日
- 2025年04月03日
- ページ
- 94
- 備 考
- ‖オーブリー・ビンセント・ビアズリー[画家]‖
- 9.
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- 記事種類
- タイトル
- 不適切にもほどがある!? オーブリー・ビアズリー 世紀末の闇にきらめいた星 ※19世紀末当時あまりに不適切とされながら今なお抗いがたい魅力を放つビアズリーの世界を紹介,「異端の奇才 ビアズリー」展
- 発言者
- 雑誌名
- MOE
- 発行日
- 2025年03月
- ページ
- 72-75
- 備 考
- ‖オーブリー・ビンセント・ビアズリー[画家]‖
- 10.
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- 記事種類
- タイトル
- 世紀末美術入門 ビアズリー 退廃と官能の挿絵で時代の寵児となった夭折の奇才 戯曲『サロメ』の挿絵で一躍有名になるも賛否を巻き起こす
- 発言者
- 雑誌名
- 一個人
- 発行日
- 2019年06月
- ページ
- 36
- 備 考
- ‖オーブリー・ビンセント・ビアズリー[画家]‖
- 11.
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- 記事種類
- グラビア
- タイトル
- 中野京子の名画が語る西洋史 71回 スキャンダルの嵐 ※オーブリー・ビアズリー『踊り手の褒美』
- 発言者
- 中野京子
- 雑誌名
- 文藝春秋
- 発行日
- 2018年07月
- ページ
- 52-54
- 備 考
- ‖オーブリー・ビンセント・ビアズリー[画家]‖
- 12.
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- 記事種類
- タイトル
- ビアズレーについて少々
- 発言者
- 平野啓一郎
- 雑誌名
- 文藝春秋
- 発行日
- 1999年08月
- ページ
- 79-81
- 備 考
- ‖平野啓一郎[作家]‖オーブリー・ビンセント・ビアズリー[画家]‖
- 13.
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- 記事種類
- タイトル
- 今月のアート・ギャラリー 28回 オーブリー・ビアズリー展 没後100年記念 ビクトリア&アルバート美術館所蔵
- 発言者
- 中島優子
- 雑誌名
- グラツィア
- 発行日
- 1998年07月
- ページ
- 13/15
- 備 考
- ‖オーブリー・ビンセント・ビアズリー[画家]‖
- 14.
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- 記事種類
- タイトル
- 美のジャイアント 5回 オーブリー・ビアズリー 死神との接吻
- 発言者
- 高橋睦郎
- 雑誌名
- X-MEN
- 発行日
- 1986年12月
- ページ
- 104-106
- 備 考
- ‖オーブリー・ビンセント・ビアズリー[画家]‖
- 15.
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- 記事種類
- タイトル
- 世紀末大研究 19世紀を破壊した5人の男たち オーブリー・ビアズリー 死の影を漂わす黒と白の対比
- 発言者
- 海野弘
- 雑誌名
- 朝日ジャーナル
- 発行日
- 1985年01月11日
- ページ
- 21-22
- 備 考
- ‖オーブリー・ビンセント・ビアズリー[画家]‖