高畑勲 (2018年4月27日作成)
高畑勲さんが4月5日に82歳で亡くなりました。高畑さんによるアニメーション作品は、世代を超えて多くの人に愛され、海外のアニメーション作家たちにも大きな影響を与えました。今回は高畑勲さんの索引を30件紹介します。
長年スタジオジブリの双璧としてあり続けた宮崎駿監督とは、志は同じながらもその作風は異なっていました。『週刊プレイボーイ』1999年7月27日号では、自作『ホーホケキョ となりの山田くん』を制作した動機を語っています。そのわずか2年前に公開された宮崎監督の大ヒット作『もののけ姫』は「生きろ」というメッセージが込められたファンタジー作品だったのに対し、この映画で、高畑さんは現実的な日常を描いて「楽に生きてみれば?」と観客に投げかけたかったと言います。日本社会に閉塞感が感じられ始めていたその頃、同じように時代と向き合った二人の作品のアプローチは対照的でした。
(『ホーホケキョ となりの山田くん』は興行成績は奮わなかったものの、スタジオジブリ作品の中で唯一ニューヨーク近代美術館に永久保存されています。)
2013年に公開され、高畑さんの最後の作品となった『かぐや姫の物語』では、スケッチのような手描きの線描にこだわり、長年の夢だったアニメーション表現を実現させました。
『パンダコパンダ』『アルプスの少女ハイジ』『赤毛のアン』『じゃりン子チエ』『火垂るの墓』…、高畑さんが遺した作品の数々はいつまでも色褪せることなく、人々の心に響いていくことでしょう。
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No1
記事種類
タイトル 墓碑銘 『火垂るの墓』、宮崎駿監督の盟友 高畑勲監督の徹底した取材と観察眼
執筆者
雑誌名
週刊新潮
発行日
2018年04月19日
ページ 107
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]訃報‖
No2
記事種類
タイトル PERISCOPE アメリカが見過ごしたジブリ「もう1人の巨匠」逝く 高畑勲はテーマもビジュアルも1作ごとに違う多彩な作品を残した
執筆者 サム・アダムズ
雑誌名
ニューズウィーク日本版
発行日
2018年04月17日
ページ 10
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]訃報‖
No3
記事種類 インタビュー
タイトル 日本アニメベスト10 私が愛したアニメ クリエイターズ・インタビュー 特別篇 1988年のインタビュー再録 高畑勲 人間を再発見する力 ※とんぼの本『アニメの世界』より
執筆者 高畑勲
雑誌名
芸術新潮
発行日
2017年09月
ページ 66-67
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]‖
No4
記事種類 対談
タイトル Listen to the 映画美術は語る 番外編 種田陽平が聞く日本のアニメーション美術 高畑勲 [後編]
執筆者 高畑勲
雑誌名
キネマ旬報
発行日
2014年08月01日
ページ 58-64
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]略歴‖種田陽平[映画美術]略歴‖
No5
記事種類 対談
タイトル Listen to the Movies 映画美術は語る 番外編 種田陽平が聞く日本のアニメーション美術 高畑勲 [前編]
執筆者 高畑勲/種田陽平
雑誌名
キネマ旬報
発行日
2014年07月01日
ページ 97-103
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]略歴‖種田陽平[映画美術]略歴‖
No6
記事種類 座談
タイトル スタジオジブリ30年目の初鼎談 宮さん、もう1度撮ればいいじゃない ※3時間にわたって語り合った作品のことこの国のこと
執筆者 高畑勲/宮崎駿/鈴木敏夫
雑誌名
文藝春秋
発行日
2014年02月
ページ 184-194
備 考 ‖鈴木敏夫[映画プロデューサー,スタジオジブリ]‖高畑勲[アニメ監督]‖宮崎駿[アニメ監督]‖
No7
記事種類 対談
タイトル 『かぐや姫の物語』の衝撃。 奈良美智×高畑勲 『かぐや姫の物語』はいかにして描かれたか? ※色のない月と豊穣な地球、想像を誘発する線と水彩の表現、引き算で生まれる空間のリアル、他
執筆者 奈良美智/高畑勲
雑誌名
美術手帖
発行日
2014年01月
ページ 20-31
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]‖奈良美智[画家]‖
No8
記事種類
タイトル 『かぐや姫の物語』の衝撃。 開拓者・高畑勲とアニメーションの革新史1968~2013 ※『太陽の王子 ホルスの大冒険』『アルプスの少女ハイジ』『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』他
執筆者 野崎透
雑誌名
美術手帖
発行日
2014年01月
ページ 80-85
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]‖
No9
記事種類
タイトル 新・われらの時代に 539回 スタジオジブリ 大切にし続けた「半径5m」の精神 宮崎駿はやせ我慢…高畑勲は変わらない日常…鈴木敏夫はわからなさ…3人の盟友の28年とこれから
執筆者 鈴木敏夫/藤巻直哉/川上量生/中田敦彦/山田太一/他
雑誌名
女性セブン
発行日
2013年12月05日
ページ 48-56
備 考 ‖鈴木敏夫[映画プロデューサー,スタジオジブリ]‖高畑勲[アニメ監督]‖宮崎駿[アニメ監督]‖漫画映画,アニメーション,スタジオジブリ
No10
記事種類
タイトル 偉才 高畑勲の到達点 「かぐや姫の物語」 ※高畑勲・西村義明・男鹿和雄・久石譲のインタビュー、大塚康生・小田部洋一・ユーリ・ノルシュテインが語る高畑勲、作品評
執筆者 高畑勲/西村義明/男鹿和雄/久石譲/大塚康生/小田部洋一/他
雑誌名
キネマ旬報
発行日
2013年12月01日
ページ 24-44
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]略歴‖漫画映画,アニメーション,「かぐや姫の物語」
No11
記事種類 インタビュー
タイトル スタジオジブリという物語 西村義明×川上量生 伝説の男・高畑勲はいかに帰還したのか? ※高畑勲14年ぶりの監督作『かぐや姫の物語』、高畑勲の映画の作り方と制作現場の実像
執筆者 西村義明/川上量生
雑誌名
Switch
発行日
2013年12月
ページ 16-21
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]人脈‖漫画映画,アニメーション,「かぐや姫の物語」
No12
記事種類 インタビュー
タイトル 高畑勲『かぐや姫の物語』の世界 躍動するスケッチを享楽する 高畑勲
執筆者 高畑勲
雑誌名
ユリイカ
発行日
2013年12月
ページ 70-82
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]‖
No13
記事種類 座談
タイトル ジブリ名作の「舞台裏」を話そう 「風立ちぬ」「かぐや姫の物語」。宮崎駿、高畑勲 2大監督の素顔に迫る
執筆者 立花隆/石田ゆり子/鈴木敏夫
雑誌名
文藝春秋
発行日
2013年05月
ページ 212-220
備 考 ‖石田ゆり子[女優]‖鈴木敏夫[映画プロデューサー,スタジオジブリ]‖高畑勲[アニメ監督]‖立花隆[評論家,ジャーナリスト]‖宮崎駿[アニメ監督]‖
No14
記事種類
タイトル 今、もう一度観たい!スタジオジブリの名作 スタジオジブリの監督たち この映画に出会えたから、今の自分がいる 高畑勲 ※『木を植えた男』、「フレデリック・バック展」図録より抜粋
執筆者 高畑勲
雑誌名
MOE
発行日
2012年08月
ページ 26
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]略歴‖
No15
記事種類
タイトル ブルータスのスタジオジブリ特集 伝説のアニメーター、大塚康生に聞いた、日本のアニメの青春時代 ※ジブリ創設以前の高畑勲と宮崎駿
執筆者 大塚康生
雑誌名
BRUTUS
発行日
2010年08月01日
ページ 68-71
備 考 ‖大塚康生[アニメーター]人脈、略歴‖高畑勲[アニメ監督]人脈‖宮崎駿[アニメ監督]人脈‖
No16
記事種類 インタビュー
タイトル スタジオジブリ大研究 高畑勲が昭和を描く理由 「過去を振り返ることを快感にはしたくない」
執筆者 高畑勲
雑誌名
dankaiパンチ
発行日
2008年08月
ページ 44-50
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]略歴‖
No17
記事種類 インタビュー
タイトル 鳥獣人物戯画絵巻 インタビュー 高畑勲 傑作絵巻はいかにして生まれたのか ※『十二世紀のアニメーション 国宝絵巻物に見る映画的・アニメ的なるもの』徳間書店
執筆者 高畑勲/三戸信惠
雑誌名
美術手帖
発行日
2007年11月
ページ 82-89
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]‖
No18
記事種類 インタビュー
タイトル わたしと憲法 32回 高畑勲 『映画人九条の会』の結成呼びかけ人、アニメーション映画監督 9条を外交と国際貢献の中心に
執筆者 高畑勲
雑誌名
週刊金曜日
発行日
2006年03月17日
ページ 30-31
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]略歴‖昭和憲法,憲法,日本国憲法,連載
No19
記事種類 インタビュー
タイトル 〈宮崎駿とスタジオジブリ〉 プレヴェールというリアル 高畑勲訳および注解『ことばたち』をめぐって
執筆者 高畑勲/中条省平
雑誌名
ユリイカ
発行日
2004年12月
ページ 155-169
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]‖ジャック・プレベール[詩人]‖
No20
記事種類 インタビュー
タイトル スタジオジブリ・高畑勲監督にきく ディズニーの秘密 生命の魔法
執筆者 高畑勲
雑誌名
MOE
発行日
2002年07月
ページ 69-77
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]‖漫画映画,アニメーション,ディズニーアニメ
No21
記事種類 インタビュー
タイトル 『ホーホケキョ となりの山田くん』 高畑勲監督インタビュー 〈山田虫〉のすすめ
執筆者 高畑勲/おかだえみこ
雑誌名
キネマ旬報
発行日
1999年08月01日
ページ 67-69
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]略歴‖
No22
記事種類 インタビュー
タイトル 謎の脱力映画『ホーホケキョ となりの山田くん』の〈アンチ・もののけ〉〈反ファンタジー宣言〉! 監督・高畑勲 「“生きろ”に感動するのは愚劣だと思った」
執筆者 高畑勲
雑誌名
週刊プレイボーイ
発行日
1999年07月27日
ページ 192-195
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]略歴‖漫画映画,アニメーション,「ホーホケキョとなりの山田くん」
No23
記事種類
タイトル ザ・キーマン 現代を仕掛ける影の主役たち 5回 鈴木敏夫 ジャパニメーション ※宮崎駿と高畑勲の作品制作「スタジオ・ジブリ」総責任者、『もののけ姫』他
執筆者 武田徹
雑誌名
日経トレンディ
発行日
1998年08月
ページ 194-197
備 考 ‖鈴木敏夫[映画プロデューサー,スタジオジブリ]‖高畑勲[アニメ監督]‖宮崎駿[アニメ監督]‖漫画映画,アニメーション,アニメ制作会社,スタジオジブリ
No24
記事種類 対談
タイトル 高畑勲×池澤夏樹 現実を映し出す新たな表現を目指して…
執筆者 高畑勲/池沢夏樹
雑誌名
キネマ旬報
発行日
1995年03月01日
ページ 132-138
備 考 ‖池沢夏樹、池澤夏樹[作家,詩人]‖高畑勲[アニメ監督]‖
No25
記事種類 インタビュー
タイトル 『平成狸合戦ぽんぽこ』 高畑勲インタビュー 当世タヌキの生き残り合戦
執筆者 高畑勲/おかだえみこ
雑誌名
キネマ旬報
発行日
1994年08月01日
ページ 42-45
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]略歴‖
No26
記事種類 対談
タイトル 阿川佐和子のこの人に会いたい 58回 ディズニーは子供に迎合するから嫌いです
執筆者 高畑勲/阿川佐和子
雑誌名
週刊文春
発行日
1994年07月14日
ページ 74-78
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]‖
No27
記事種類
タイトル 人間ウオッチング’92 高畑勲[職人芸の世界の変革者]「アニメーションで大切なことは、人間のしぐさや日常生活をきっちり描くことだ」
執筆者 宮本治雄
雑誌名
アサヒグラフ
発行日
1992年01月17日
ページ 68-71
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]‖
No28
記事種類 インタビュー
タイトル “人に力を発輝させることがぼくの誇り”
執筆者 高畑勲/中根圭代
雑誌名
週刊時事
発行日
1991年08月24日
ページ 112-117
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]略歴‖
No29
記事種類 インタビュー
タイトル アニメの神様ダブル・インタビュー 宮崎駿・プロデューサー&高畑勲・監督 新たな名作『おもひでぽろぽろ』完成! 「語り尽きないアニメーション史」
執筆者 宮崎駿/高畑勲
雑誌名
週刊プレイボーイ
発行日
1991年07月30日
ページ 218-221
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]‖宮崎駿[アニメ監督]‖
No30
記事種類
タイトル 『火垂るの墓』 監督するにあたって 「火垂るの墓」と現代の子供たち ※宣材パンフより転載
執筆者 高畑勲
雑誌名
キネマ旬報
発行日
1988年04月15日
ページ 74-75
備 考 ‖高畑勲[アニメ監督]‖