ドリフターズと音楽

ドリフターズと音楽

ドリフターズと音楽(2020616日)

 先週まで『朝日新聞』の文化・文芸欄で連載「ドリフの時代、その音楽」全12回が掲載されていました。記事によると、伝説のバラエティー番組「8時だよ!全員集合」の大爆笑を呼んだコントには、たかしまあきひこさんを中心とする作曲家たちとゲイスターズという生バンドの役割が不可欠だったとのこと。

 山本直純さんの作曲した最初に流れる「オープニングマーチ」や、コントが終わった時に流れる「盆踊り」、エンディングテーマの「いい湯だな」、志村けんの「東村山音頭」や「ヒゲダンス」、「少年少女合唱隊」の「早口ことば」などはもちろん、毎回変わる「サラリーマン」や「探検隊」、「商店街」、「家族」、「学園」などのコント中のBGMやオチ音も笑いを増幅する大きな要素でした。もともとミュージシャンだったドリフターズのメンバーは作曲やアレンジや演奏をする音楽部門の人たちに敬意を払っていて、ドリフの笑いは彼らの多様な技の中に息づいていたそうです。そこで今回はWeb OYA-bunkoで検索したドリフターズとそのメンバーが音楽について触れている雑誌記事索引を紹介します。

 索引を見て最初に興味を持つのは『週刊プレイボーイ』1983719日号の「山下達郎vs志村けん 異色顔合わせ対談」です。お笑い好きの山下達郎さんと、ソウル好きの志村けんさんの会話が異色ながらよく噛み合っています。

また、『レコードコレクターズ』2006310日号臨増は「コミック・バンド全員集合! MUSICCOMIC=∞」というタイトルで一冊全ページがコミックバンドの特集になっています。その第3章でドリフターズを取り上げていてドリフターズの歴史やレコード・映像作品ガイドと一緒に「音楽ギャグ秘話」や「たかしまあきひこの言葉」も掲載されています。

 その他、いくつかの雑誌で、「ヒゲダンス」に使われていた曲はテディ・ペンダーグラスの「Do Me」(1979)という曲をアレンジしたものだと紹介しています。この曲を使ってコントができないかと考えたのは洋楽マニアの志村けんさんで、たかしまあきひこさんに相談し、あの軽快な音楽ができあがりました。笑っている子供たちの中で、楽曲に唸っている音楽通がいたそうです。

 子供のころお腹をかかえて笑ったドリフターズのコントが、音楽職人による絶妙な演奏によって支えられていたとは知りませんでした。「子供に見せていけない」と言われたこともある番組でしたが、楽曲のクオリティは一流だったのですね。

※今回紹介した索引の雑誌記事コピーをご希望の場合は、遠隔地の方でも資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。 どうぞご利用下さい。 

No1     

記事種類 インタビュー

タイトル  昭和のテレビ 28回 「8時だョ!全員集合」(TBS) 作曲家・たかしまあきひこ 「ドリフの早口ことば」は、いかりやさんの発案で生まれました

 

執筆者  たかしまあきひこ

雑誌名  サンデー毎日

発行日  20160424

ページ  226-228

備 考  たかしまあきひこ[作曲家]

 

No2     

記事種類

タイトル  ビートルズ来日学 1966年、4人に接した日本人関係者の証言 36回 日本テレビ・芸能局音楽部フロア・マネージャー(当時) 伊藤滋夫氏 前座出演者・ドリフターズの映像を精査

 

執筆者  伊藤滋夫/宮永正隆

雑誌名  レコード・コレクターズ

発行日  201209

ページ  18-21

備 考  ビートルズ[ミュージシャン]連載

 

No3     

記事種類

タイトル  東芝ポップス黄金の遺産が一挙に紙ジャケ復刻! ディレクターの草野浩二氏が語る歌謡曲の時代 クレイジー・キャッツとドリフターズのアルバムもCD化

 

執筆者  草野浩二/鈴木啓之

雑誌名  レコード・コレクターズ

発行日  200901

ページ  104-107

備 考  コンパクトディスク,CD

 

No4     

記事種類

タイトル  いかりや長介とザ・ドリフターズ 仲本工事・草野浩二インタヴュー ミュージカル・ヒストリー 爆笑音楽コント・オン・ステージ 音盤・映像作品ガイド 他

 

執筆者  加藤義彦/三沢藏六/田村隆/清本一毅/他

雑誌名  レコード・コレクターズ臨増

発行日  20060310

ページ  67-102

備 考  ドリフターズ[コメディアン,コミックバンド]

 

No5     

記事種類 インタビュー

タイトル  家族のかたち ミュージシャン・高木ブー 「こいつには僕がウクレレを教える」 いつもの散歩道は妻と一緒の乳母車

 

執筆者  高木ブー/宮原安春

雑誌名  Yomiuri Weekly

発行日  20041212

ページ  38-41

備 考  高木ブー[コメディアン,ドリフターズ]家族

 

No6     

記事種類 インタビュー

タイトル  私の好きな唄 100回 仲本工事 大学時代、バンドのリーダーに聴いてみろと言われたのが『ボナセラ』。初めてアレンジの仕方、歌い方を考えさせられましたね

 

執筆者  仲本工事

雑誌名  週刊現代

発行日  20040731

ページ  62-64

備 考  仲本工事[コメディアン,ドリフターズ]趣味

 

No7     

記事種類 インタビュー

タイトル  私の好きな唄 72回 加藤茶 武道館でのビートルズコンサート前座はたった40秒。『ロング・トール・サリー』を2コーラス歌っただけで終わりました(笑)

 

執筆者  加藤茶

雑誌名  週刊現代

発行日  20040110

ページ  90-93

備 考  加藤茶[コメディアン,ドリフターズ]趣味

 

No8     

記事種類 インタビュー

タイトル  私の好きな唄 25回 志村けん 初体験のBGMはビートルズ『愛こそすべて』

 

執筆者  志村けん

雑誌名  週刊現代

発行日  20030118

ページ  74-77

備 考  志村けん[コメディアン,ドリフターズ]趣味

 

No9     

記事種類 書評

タイトル  週刊図書館 いかりや長介『だめだこりゃ』新潮社 「音楽は4流、笑いは素人」だから真剣勝負だった 軽く読ませるが中身は濃い元リーダーの自伝 ドリフターズ

 

執筆者  佐藤忠男

雑誌名  週刊朝日

発行日  20010713

ページ  123-124

備 考  いかりや長介[コメディアン,ドリフターズ]

 

No10   

記事種類

タイトル  ザ・ドリフターズ 大爆笑音源満載のCD『赤盤』『青盤』に聞く「ドリフの音楽人生」 オリジナル・アルバム・ガイドあり

 

執筆者  加藤義彦/吉田明裕

雑誌名  レコード・コレクターズ

発行日  200012

ページ  124-127/149-151

備 考  ドリフターズ[コメディアン,コミックバンド]

 

No11   

記事種類

タイトル  変なおじさんリタ~ンズ 13回 音楽はどっぷりつかって聴きたい 最近のお気に入りはサンタナ

 

執筆者  志村けん

雑誌名  日経エンタテインメント

発行日  200005

ページ  72-73

備 考  志村けん[コメディアン,ドリフターズ]趣味、連載

 

No12   

記事種類 対談

タイトル  気軽に手にとりゃ人生も変わる 高木ブーと山内雄喜のウクレレ談義

 

執筆者  山内雄喜/高木ブー

雑誌名  ミュージック・マガジン

発行日  199908

ページ  82-85

備 考  高木ブー[コメディアン,ドリフターズ]山内雄喜[スラック・キー・ギター]

 

No13   

記事種類 インタビュー

タイトル  旬people 高木ブー NHKウクレレ講座で大ブレイクしたハワイアンミュージシャンが爆弾発言! 「ドリフも雷様も永遠に不滅です!(笑)」

 

執筆者  高木ブー

雑誌名  週刊実話

発行日  19990722

ページ  50-52

備 考  高木ブー[コメディアン,ドリフターズ]略歴

 

No14   

記事種類

タイトル  今週の演劇 『こぶ茶BAND CONCERT』渋谷公会堂 最強トリオの音楽コント 加藤茶と高木ブーと仲本工事が、往年のギャグを網羅したステージを繰り広げる

 

執筆者  加藤茶

雑誌名  東京ウォーカー

発行日  19990525

ページ  124

備 考  加藤茶[コメディアン,ドリフターズ]略歴高木ブー[コメディアン,ドリフターズ]略歴仲本工事[コメディアン,ドリフターズ]略歴

 

No15   

記事種類 インタビュー

タイトル  エンターテインメント・ウオッチング 私に注目! いま時代の最先端は高木ブーだ ハワイアン・ミュージシャンとしての活動

 

執筆者  高木ブー

雑誌名  週刊朝日

発行日  19980731

ページ  163

備 考  高木ブー[コメディアン,ドリフターズ]

 

No16   

記事種類

タイトル  ラッパーとしてミュージック・シーンに復帰した加藤茶に肉迫! 新たなる「加トちゃん伝説」序章

 

執筆者  草野浩二/他

雑誌名  FLASH

発行日  19950718

ページ  44-47

備 考  加藤茶[コメディアン,ドリフターズ]

 

No17   

記事種類 対談

タイトル  異色顔合せ対談 山下達郎vs志村けん 「ギャグも、音楽も、ホンモノだけが生き残る!」 2人のユニーク・アーティストが語った、わが芸のPOLICY

 

執筆者  山下達郎/志村けん

雑誌名  週刊プレイボーイ

発行日  19830719

ページ  166-169

備 考  志村けん[コメディアン,ドリフターズ]山下達郎[歌手]

 

No18   

記事種類 インタビュー

タイトル  志村けんって、体のほとんどが胴みたい 「ひげダンス」、ソウル音楽、ドリフターズの笑い、参加して6年の『8時だよ!全員集合』、ウケるということ

 

執筆者  志村けん

雑誌名  MORE

発行日  198009

ページ  18-20

備 考  志村けん[コメディアン,ドリフターズ]

 

No19   

記事種類

タイトル  ザ・ミュージック 他人のフンドシでも進取精神でウケる志村けんだが 『8時だよ全員集合』の志村けんと加藤茶の「ヒゲダンス」、元歌のテディ・ペンターグラス『ドゥー・ミー』

 

執筆者 

雑誌名  週刊プレイボーイ

発行日  19800325

ページ  85

備 考  志村けん[コメディアン,ドリフターズ]テディ・ペンターグラス[ソウル歌手]

 

No20   

記事種類

タイトル  どうして!?ヒゲ・ダンスのテーマが異常ヒットの不思議

 

執筆者 

雑誌名  週刊女性

発行日  19800325

ページ  196

備 考  ドリフターズ[コミックグループ]


 

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