佐藤可士和(2021年2月19日)
現在、国立新美術館で「佐藤可士和展 KASHIWASATO」が開催中です。今回はアートディレクター 佐藤可士和さんの雑誌記事索引を紹介します。
佐藤さんをWeb OYA-bunko人名検索で検索しますと339件ヒットします。そのうちインタビュー・対談・座談は156件です。佐藤さんがブランディングを手がけた企業が掲載されているインタビュー記事は多数ありますがその一つ、『pen』2015年4月15日号「世界に誇るべきニッポンの100人」を見てみますと、手がけた企業のロゴが9つ紹介されています。「ユニクロ」「セブン&アイ・ホールディングス」「TSUTAYA」「楽天」などがあり、日本の都市は佐藤可士和の作品を見ずには歩けないと思えるほどです。
これだけ多くの企業を手がけているためアイデアが次々わき出るのかと思いますがそうではないようです。これも雑誌記事でいくつか見られる言葉ですが「クライアントへの地道なヒアリングを大切にしている」ということは何度も語っています。例えば『BIG tomorrow』2011年6月号「日本のキーマン」では「アイデアは自分が捻り出すものではない。クライアントから引き出すんだ」と語っています。
ブランディングを手がけた企業の中では特に「今治タオル」が印象的です。『週刊ポスト』2015年1月30日号の「ポスト・ブックレビュー」で著書『今治タオル 奇跡の復活』の書評インタビューが掲載されています。「今治タオル」を初めて使った時の衝撃や、本質的な価値を実感した体験と、ここでも100社以上ある組合の工場を一軒一軒回ってヒアリングしたことが書かれています。最初は本質的価値があるので「白いタオル」だけでブランディングを進めようとしましたが、産地の人々から反対されました。
当時の関係者は、安い輸入品に市場を奪われ、「高い」=「売れない」=「価値がない」というような意識に毒されていました。素のタオルでも勝負できる品質にまず当事者に気づいてもらう必要があったと語っています。本質的な価値があるのに、当事者こそ自分たちの強みを見失いがちで、それはどの企業にも言えることだそうです。
多くの雑誌記事で見られるように本人は自身の想像力に対して謙遜して語っていますが、もちろんヒアリングの後は血のにじむような努力をしています。『男の隠れ家』2007年8月号では「デザインという仕事は何万通りのシュミレーションを行って、ラフを作るとゴミが山のようにでる」と語っていますし、『青春と読書』2019年5月号では「頭から煙りを出すほど考えれば何か答えは出る」と語っています。「佐藤可士和展」はそんな佐藤さんの努力の結晶を見ることができます。
※今回紹介した索引の雑誌記事コピーをご希望の場合は、遠隔地の方でも資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。 どうぞご利用下さい。
No1
記事種類
タイトル 2020年秋冬ファッション特集 いま、本当のお洒落ってなに? 10人のマイ・スタンダード 佐藤可士和 自身の哲学に通じる北欧家具
執筆者
雑誌名
GQ Japan
発行日
2020年10月
ページ 133
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]略歴‖
No2
記事種類
タイトル 冬のからだ悩み対策 今年の冬は、元気な体 冬の不調を防いで退ける。いつも元気な人の習慣とは 佐藤悦子さん ストレスを溜めない食生活の見直しで、腸内環境を改善!
執筆者 佐藤悦子
雑誌名
クロワッサン
発行日
2019年11月10日
ページ 27
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]家族‖
No3
記事種類 書評/インタビュー
タイトル 佐藤可士和『世界が変わる「視点」の見つけ方 未踏領域のデザイン戦略』集英社新書 「視点」の発見とは、見えていなかったものを見えるようにすること
執筆者 佐藤可士和
雑誌名
青春と読書
発行日
2019年05月
ページ 50-56
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]略歴‖
No4
記事種類 インタビュー
タイトル 熱狂人生 84回 佐藤可士和(クリエイティブディレクター) 整理してブランディングする。“日本文化”を世界へ売りこむサムライの旅
執筆者 佐藤可士和/今井恵
雑誌名
ゲーテ
発行日
2017年07月
ページ 104-111
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖
No5
記事種類 インタビュー
タイトル 25th ANNIVERSARY THE ARTWORKS OF Mr.Children アートディレクター 佐藤可士和 音を出す喜び、絵を描く喜び ※『シフクノオト』他
執筆者 佐藤可士和
雑誌名
Switch
発行日
2017年06月
ページ 30-33/59/81
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖
No6
記事種類 インタビュー
タイトル a wall newspaper 佐藤可士和×谷川俊太郎、パワーほとばしる絵本誕生 ※え・佐藤可士和、じ・谷川俊太郎『えじえじえじじえ』クレヨンハウス
執筆者 佐藤可士和
雑誌名
CASA BRUTUS
発行日
2017年06月
ページ 147
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖谷川俊太郎[詩人]‖
No7
記事種類
タイトル 私の地図 298回 佐藤可士和 父が仕事で使う設計図が幼い頃の遊び道具。風通しの良い和風モダンな自宅が僕の自由な発想の原点です
執筆者 佐藤可士和
雑誌名
週刊現代
発行日
2016年10月22日
ページ 88-90
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖
No8
記事種類
タイトル ヒットするデザイン 25回 セブンカフェ 2年かけて、従来のコンビニのイメージを払拭しました デザインした人 佐藤可士和 クリエティブディレクター
執筆者 佐藤可士和
雑誌名
プレジデント
発行日
2015年10月05日
ページ 138-139
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖セブンイレブン,コンビニエンスストア,デザイン,連載
No9
記事種類
タイトル 世界に誇るべきニッポンの100人 DESIGN 佐藤可士和(SAMURAI代表) 求められるのは、統率力と中立な視点
執筆者
雑誌名
Pen
発行日
2015年04月15日
ページ 83
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖
No10
記事種類 インタビュー
タイトル 世界初!お金に困らない「ピケティ」実践講座 SPECIAL INTERVIEW アートディレクター 佐藤可士和 「打ち合わせの小さな奇跡」が大きな奇跡を生む
執筆者 佐藤可士和
雑誌名
プレジデント
発行日
2015年03月16日
ページ 52-53
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖
No11
記事種類 書評/インタビュー
タイトル ポスト・ブック・レビュー 著者に訊け 佐藤可士和『今治タオル 奇跡の復活』朝日新聞出版 結局、ブランドは作るよりも守るのが難しい。長年の信用が一夜で綻ぶ例は幾らでもあります
執筆者 佐藤可士和
雑誌名
週刊ポスト
発行日
2015年01月30日
ページ 125-126
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]略歴‖生活用品,日用品,タオル
No12
記事種類 インタビュー
タイトル 夏の幸せ、今治タオル ブランディングプロジェクトを手がけた佐藤可士和さんが「今治タオル」の魅力を語る 吸水性と肌触りという本質的価値で勝負できるタオルなんです
執筆者 佐藤可士和
雑誌名
ゲイナー
発行日
2014年09月
ページ 122-123
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖
No13
記事種類 インタビュー
タイトル 革命前夜のトリスタ(トリックスター)たち 76回 佐藤可士和 後篇 本当のブランディングとは、存在感をつくること
執筆者 佐藤可士和/上杉隆
雑誌名
SPA!
発行日
2014年03月25日
ページ 123
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖
No14
記事種類
タイトル 日本の「おもてなし」がここにある 千利休と茶の湯入門 現代の利休!?佐藤可士和 そぎ落して残ったものに強さがあると、利休は教えてくれる
執筆者 佐藤可士和
雑誌名
日経おとなのOFF
発行日
2013年12月
ページ 30-31
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖
No15
記事種類 対談
タイトル 2013年、10の予言。 「いま僕たちが日本と日本人を信じる5つの理由」 中田英寿×佐藤可士和
執筆者 中田英寿/佐藤可士和
雑誌名
GQ Japan
発行日
2013年02月
ページ 82-85
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]略歴‖中田英寿[サッカー]略歴‖
No16
記事種類 対談
タイトル ダンナを“超一流”にする方法。 太田光と佐藤可士和。お笑いとデザイナーのトップランナーを、公私共に支える二人が語る「夫をマネジメントする秘訣」。
執筆者 太田光代/佐藤悦子
雑誌名
潮
発行日
2011年08月
ページ 176-182
備 考 ‖太田光代[タイタン,松永光代から改名]家族‖佐藤可士和[アートディレクター]家族‖爆笑問題[コメディアン]家族‖
No17
記事種類 インタビュー
タイトル 日本のキーマン 佐藤可士和 アイデアは自分が捻り出すものではない。クライアントから引き出すんだ ※相手の悩みをひろいあげ、本質を見極めたうえで、見つけた課題を明解に解決していく
執筆者 佐藤可士和
雑誌名
BIG tomorrow
発行日
2011年06月
ページ 148-150
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]略歴‖
No18
記事種類
タイトル DIME SPECIAL 整理の達人に学ぶビジネス断捨離&クラウド整理術 人はなぜ、整理をするのか? 「整理とは、判断を鍛えること」と、佐藤可士和さんは考えます
執筆者 佐藤可士和
雑誌名
DIME
発行日
2011年01月11日
ページ 32-33
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]略歴‖
No19
記事種類
タイトル 2011年のToDoリスト&絶対にしないことリスト スキル別2011年必須の仕事術 思考法 佐藤可士和 自分の価値観の軸を作る
執筆者 佐藤可士和
雑誌名
日経ビジネス アソシエ
発行日
2011年01月04日
ページ 52
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖
No20
記事種類
タイトル TEMPO ブックス 私の名作ブックレビュー 佐藤可士和さん クリエイターとしての太宰 太宰治『走れメロス』
執筆者 佐藤可士和
雑誌名
週刊新潮
発行日
2010年12月16日
ページ 126
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]趣味‖
No21
記事種類
タイトル 作家、野地秩嘉の一行のことば。 2回 話すことが大切 パート2 ※佐藤可士和と鈴木敏文に対話力を学ぶ
執筆者 野地秩嘉
雑誌名
GQ Japan
発行日
2009年10月
ページ 168-169
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖鈴木敏文[セブン・イレブン・ジャパン,イトーヨーカ堂]‖会話術,スピーチ,話し方,話術,連載
No22
記事種類 対談
タイトル FACTORY A 世の中をちょっと面白くする工場はじめました。 1回 佐藤可士和×田村淳 「面白い連鎖」が日本を変える。
執筆者 佐藤可士和/田村淳
雑誌名
サーカス
発行日
2009年08月
ページ 8-12
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖田村淳[ロンドンブーツ1号2号]連載‖
No23
記事種類 インタビュー
タイトル 広告界キーパーソンが考える 2009年を勝ち抜く戦略と戦術 あの人がいま注目していること 佐藤可士和氏 見て、聞いて、感じる リアルな空気が広告になる
執筆者 佐藤可士和
雑誌名
宣伝会議
発行日
2008年12月15日
ページ 18-19
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖
No24
記事種類 インタビュー
タイトル DIME KEY PERSON INTERVIEW 6回 [デザインという哲学] 佐藤可士和 「混沌とした時代だからこそ、ブレていないものが美しい」
執筆者 佐藤可士和/石井芳征
雑誌名
DIME
発行日
2007年12月04日
ページ 81-84
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]略歴‖
No25
記事種類
タイトル クローズアップニッポン プロフェッショナル図鑑 83回 佐藤可士和 デザインの99%は“見えない仕事”
執筆者 佐藤可士和/川上康介
雑誌名
プレジデント
発行日
2007年10月15日
ページ 10-13/15
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]略歴‖
No26
記事種類 インタビュー
タイトル 男の書斎 52回 佐藤可士和 余計なものを削ぎ落とし「本質」に迫る。そんな生き方を反映したミニマムな書斎
執筆者 佐藤可士和/宇田川悟
雑誌名
男の隠れ家
発行日
2007年08月
ページ 145-147
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]家‖
No27
記事種類 対談
タイトル 最先端メディアを進化させる、ウェブ・クリエイターの仕事 佐藤可士和×中村勇吾(ウェブデザイナー) これからウェブは、どこへ向かうのか?
執筆者 佐藤可士和/中村勇吾
雑誌名
Pen
発行日
2007年07月15日
ページ 74-77
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]略歴‖インターネット,ホームページ,ホームページデザイナー,Webデザイナー
No28
記事種類 対談
タイトル 床の間 MEETING 4回 佐藤可士和 村上隆 ※事務所「SAMURAI」のミーティングスペースに作品を飾るプロジェクト
執筆者 佐藤可士和/村上隆
雑誌名
Switch
発行日
2006年09月
ページ 132-133
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖村上隆[アーティスト]‖
No29
記事種類
タイトル 消費の成熟と簡素化 クリエイターに聞く シンプルでわかりやすい広告の作り方 「考えているのは、こういうことでしょう」
執筆者 佐藤可士和
雑誌名
宣伝会議
発行日
2001年09月
ページ 43-45
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖
No30
記事種類
タイトル 本とデザイン ジャケ買い
執筆者 佐藤可士和
雑誌名
一冊の本
発行日
2001年08月
ページ 6-8
備 考 ‖佐藤可士和[アートディレクター]‖