「濱口竜介」(2022年4月8日)
2022年第94回アカデミー賞で濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が日本映画としては2009年受賞の『おくりびと』以来、13年ぶりに国際長編映画賞を受賞しました。
日本映画としては過去最多の作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門でアカデミー賞にノミネートされたことでも、この作品の評価の高さがうかがえます。
濱口監督は過去の作品評価も高く2020年9月ベネチア映画祭では、脚本に参加した『スパイの嫁』(黒沢清監督)が銀獅子賞、2021年ベルリン映画祭では監督作品『偶然と想像』が銀熊賞、カンヌ国際映画際では脚本賞を受賞し、一年で世界三大映画祭を席捲する快挙を成し遂げています。
濱口監督は東京大学文学部卒業後、東京芸術大学大学院の修士課程に入学、2008年に修了作品として監督した『PASSION』が東京フィルムメックスに学生映画としては、初めてコンペティション部門に出品されるなどインディーズ時代から注目されていました。
濱口監督の演出は独特です。映像には映らない部分にも登場人物の緻密な設定を作り、リハーサルでは感情を込めずに何度も台本を読み続け、感情を込めるのは本番だけにします。「濱口メソッド」と呼ばれるこのような演出法はドキュメンタリー映画のような自然な反応を俳優から引き出すことで有名です。
フィクションの映画製作の他にも2011年に東日本大震災の被災者たちにインタビューするドキュメンタリー映画「東北記録映画三部作」を酒井耕監督と共同制作したり2020年にはコロナ禍で閉館の危機にあった全国の小規模映画館ミニシアターを守るために発起人の一人としてクラウドファンディング「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」を立ち上げ支援金3億円を集めるといった映画に関わる多岐な活動をされています。
監督をした商業作品は3作のみですが国内外で多くの映画賞を受賞し、日本人で最も注目されている映画監督です。
今回は人名索引「濱口竜介」(全65件)からインタビュー記事23件を紹介します。
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No1
記事種類 インタビュー
タイトル これから映像業界で仕事をしたい、全ての人に贈る連載企画 教えて、先輩! 監督編 1回 今回は『ドライブ・マイ・カー』でカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した映画監督の濱口竜介さんです
執筆者 浜口竜介/辻凪子
雑誌名
ロケーションジャパン
発行日
2022年02月
ページ 72-73
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]‖
No2
記事種類 インタビュー
タイトル What’s Going On? 『偶然と想像』 濱口竜介 ※『ドライブ・マイ・カー』でカンヌ国際映画祭・脚本賞を受賞した濱口監督による短編オムニバス映画
執筆者 浜口竜介/加藤梅造
雑誌名
創
発行日
2022年01月
ページ 110-115
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]‖日本映画
No3
記事種類 インタビュー
タイトル カルチャー・フェス 世界は偶然でできている。一方で偶然が起きなかった世界も必ず想像してしまう ※映画『偶然と想像』
執筆者 浜口竜介
雑誌名
SPA!
発行日
2021年12月21日
ページ 118
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]‖
No4
記事種類 インタビュー
タイトル [監督]濱口竜介 言葉の狭間に見える、映画的瞬間 ※『偶然と想像』
執筆者 浜口竜介
雑誌名
ピクトアップ
発行日
2021年12月
ページ 65-69
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]‖
No5
記事種類 インタビュー
タイトル 村上春樹 下 「観る。」編 原作と映画を見比べる 濱口監督が組み合わせたのは、3つの短編 ※映画『ドライブ・マイ・カー』監督
執筆者 浜口竜介
雑誌名
BRUTUS
発行日
2021年11月01日
ページ 71-73
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]略歴‖日本映画,「ドライブ・マイ・カー」
No6
記事種類 インタビュー
タイトル 2年ぶりに沸いたカンヌ国際映画祭! 濱口竜介 見事、脚本賞を受賞!気鋭監督が挑んだものとは? ※『ドライブ・マイ・カー』
執筆者 浜口竜介
雑誌名
ELLE JAPON
発行日
2021年10月
ページ 247
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]‖
No7
記事種類 インタビュー
タイトル 進化系映像最前線! 気鋭のクリエイターが捉える、映像エンタメの現在地 濱口竜介 映画監督 カンヌ国際映画祭脚本賞で、日本映画界初の快挙を達成! ※映画『ドライブ・マイ・カー』
執筆者 浜口竜介
雑誌名
an・an
発行日
2021年09月15日
ページ 34-35
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]略歴‖
No8
記事種類 インタビュー
タイトル 『ドライブ・マイ・カー』でカンヌ4冠 濱口竜介監督 村上春樹さんの原作の大きさを感じた ※短編小説が約3時間の長編となった理由など明かす
執筆者 浜口竜介
雑誌名
サンデー毎日
発行日
2021年09月05日
ページ 114-115
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]‖
No9
記事種類 インタビュー
タイトル BRUTUSCOPE 濱口竜介 その場で起きる、ただ一回きりの何かを ※監督作品『ドライブ・マイ・カー』
執筆者 浜口竜介
雑誌名
BRUTUS
発行日
2021年09月01日
ページ 101-102
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]‖
No10
記事種類 インタビュー
タイトル ひと 濱口竜介 ※村上春樹の短編を映画化した『ドライブ・マイ・カー』
執筆者 浜口竜介
雑誌名
すばる
発行日
2021年09月
ページ 110-113
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]‖
No11
記事種類 インタビュー
タイトル エンタ!マンスリーセレクション 邦画 『ドライブ・マイ・カー』 村上春樹の短篇小説を濱口竜介監督が映画化 カンヌ国際映画祭で脚本賞ほか4冠の快挙
執筆者 浜口竜介
雑誌名
日経エンタテインメント
発行日
2021年09月
ページ 85
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]略歴‖日本映画,「ドライブ・マイ・カー」
No12
記事種類 インタビュー
タイトル 見もの聞きもの Close Up 濱口竜介 「声の持つ情報量ってすごいものだなと実感するんです」 映画『ドライブ・マイ・カー』(8月20日公開)
執筆者 浜口竜介
雑誌名
週刊文春
発行日
2021年08月19日
ページ 133
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]‖
No13
記事種類 インタビュー
タイトル ヒットの秘密 気鋭の監督が追う映画の中の真実に、世界が心震わせている ※濱口竜介『ハッピーアワー』『偶然と想像』『寝ても覚めても』『ドライブ・マイ・カー』
執筆者 浜口竜介/久保玲子
雑誌名
Pen
発行日
2021年08月
ページ 54-55
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]‖
No14
記事種類 インタビュー
タイトル 2020年第94回キネマ旬報ベスト・テン&個人賞 日本映画脚本賞 濱口竜介 野原位 黒沢清 「スパイの妻」により 危うい脚本を“見事に”花咲かせてもらった幸福
執筆者 浜口竜介/野原位/黒沢清
雑誌名
キネマ旬報
発行日
2021年02月15日
ページ 61/173-175
備 考 ‖黒沢清[映画監督]略歴‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]略歴‖
No15
記事種類 インタビュー
タイトル 『スパイの妻』 祝・ヴェネツィア銀獅子賞! 黒沢清が挑んだ“歴史ドラマ” 濱口竜介+野原位 「作り手」として味わった黒沢映画の凄み
執筆者 浜口竜介/野原位
雑誌名
キネマ旬報
発行日
2020年10月15日
ページ 43-45
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]略歴‖
No16
記事種類 インタビュー
タイトル 映画と生きる 映画を作る・見せる・観る・伝える 私たちがいまできること 「ミニシアターを救え!」と2人の映画監督が声をあげた理由 [ミニシアター・エイド基金]の考えと実践
執筆者 深田晃司/浜口竜介
雑誌名
キネマ旬報
発行日
2020年06月01日
ページ 11-13
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]略歴‖深田晃司[映画監督]略歴‖
No17
記事種類 インタビュー
タイトル 「寝ても覚めても」に至るまで、映画をつくり、考え、語り合ったこと 濱口竜介 人の中にあるもうひとつの別の顔、それを発見するような体験を映画を通して描いていきたい ※聞き手・三浦哲哉
執筆者 浜口竜介/三浦哲也/鈴木敏夫
雑誌名
熱風
発行日
2018年11月
ページ 3-28
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]略歴‖
No18
記事種類 インタビュー
タイトル 『寝ても覚めても』 恋愛映画の遥か彼方へ 濱口竜介 観客の想像力をデザインすること ※フィルモグラフィあり
執筆者 浜口竜介
雑誌名
キネマ旬報
発行日
2018年09月15日
ページ 18-21
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]略歴‖
No19
記事種類 インタビュー
タイトル art news 濱口竜介 一人二役という映画の冒険 映画『寝ても覚めても』
執筆者 浜口竜介/野崎歓
雑誌名
芸術新潮
発行日
2018年09月
ページ 112-115
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]‖日本映画
No20
記事種類 インタビュー
タイトル ふたつの『寝ても覚めても』 濱口竜介(監督)×柴崎友香(原作) ※映画化を機に
執筆者 浜口竜介/柴崎友香/羽佐田瑶子
雑誌名
クイック・ジャパン
発行日
2018年08月
ページ 138-139
備 考 ‖柴崎友香[作家]‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]‖
No21
記事種類 インタビュー
タイトル 日本映画の最前線 インタビュー 濱口竜介 ※初の商業映画監督となる新作『寝ても覚めても』、大学院生時代に印象に残った黒沢清監督の授業、大学院修了作品として撮った『PASSION』
執筆者 浜口竜介
雑誌名
すばる
発行日
2018年07月
ページ 102-105
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]‖
No22
記事種類 インタビュー
タイトル 監督・濱口竜介、『ハッピーアワー』で「信じ得る映画を撮る」
執筆者 浜口竜介/寺岡裕治
雑誌名
キネマ旬報
発行日
2015年12月15日
ページ 66-69
備 考 ‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]略歴‖
No23
記事種類 インタビュー
タイトル 東北再考2014 ひと 酒井耕 濱口竜介 ※共同監督した東北記録映画3部作『なみのおと』『なみのこえ』『うたうひと』
執筆者 酒井耕/浜口竜介
雑誌名
すばる
発行日
2014年03月
ページ 240-243
備 考 ‖酒井耕[映画監督]‖浜口竜介、濱口竜介[映画監督]‖東北地方太平洋沖地震(2011),地震,東日本大震災(2011)