文学フリマ(2023年5月26日)
5月21日に東京の流通センターで開催された「文学フリマ」に、大宅壮一文庫も初めて参加しました。(人気作家20数人分のインタビュー記事索引リストを用意していきました。)
主催の皆さま、ブースに来て下さった皆さまに、この場を借りて感謝申し上げます。
今回は、「文学フリマ」についての雑誌記事索引を紹介します。
「文学フリマ」は、評論家の大塚英志さんが雑誌『群像』2002年6月号に掲載した「不良債権としての『文学』」という記事で
「『文学』が存続するために『文学』という出版事業は経済的に自立する方法を極めて具体的に模索すべきだ」
と提起して、文学の展示即売会“文学コミケ”への参加者を募ったことから始まりました。
その年の11月に開催された大塚さん主催の「第1回文学フリマ」は、参加者70組と1000人近い来場者を集める盛況ぶりだったそうです。
第1回の参加者有志によって文学フリマ事務局がつくられ、第2回以降も開催が続けられてきました。『文学界』2009年11月号では事務局代表の望月倫彦さんがその後の歩みについて詳しく語っています。
全国通算93回目の開催だった今回は、1435組の参加者、出店参加者含む来場者は11279名だったと公式ホームページで報告されています。
アマチュアからプロの作家まで、文学を愛する人が誰でも平等に参加できる貴重な場として確立した「文学フリマ」が、今後も永く続くことを願っています。
※今回紹介した索引の雑誌記事コピーをご希望の場合は、遠隔地の方でも資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。 どうぞご利用下さい。
No1
記事種類
タイトル 不良債権としての「文学」 ※『群像』5月号の笙野頼子「ドン・キホーテの侃侃諤諤」への反論
執筆者 大塚英志
雑誌名
群像
発行日
2002年06月
ページ 332-343
備 考 ‖大塚英志[漫画評論家,エッセイスト]‖笙野頼子[作家]‖
No2
記事種類 対談
タイトル 文壇アウトローズの世相放談 坪内祐三&福田和也 「これでいいのだ!」 19回 初の試み「文学フリマ」にアウトローズが出現して大顰蹙!?
執筆者 坪内祐三/福田和也
雑誌名
SPA!
発行日
2002年11月26日
ページ 148-151
備 考 ‖坪内祐三[評論家]連載‖福田和也[文芸評論家]連載‖
No3
記事種類
タイトル もうぼくは「文学」を引き受けることに躊躇しません ※「文学フリマ」の開催、笙野頼子への提案、「文壇」的愚かしさを差し引いた「文学」を引き受ける決意
執筆者 大塚英志
雑誌名
群像
発行日
2003年02月
ページ 212-216
備 考 ‖大塚英志[漫画評論家,エッセイスト]‖笙野頼子[作家]‖
No4
記事種類
タイトル 場と公共性 ※「文学フリマ」や笙野頼子との論争などの大塚英志の言説をめぐって
執筆者 山岡賴弘
雑誌名
群像
発行日
2003年04月
ページ 236-247
備 考 ‖大塚英志[漫画評論家,エッセイスト]‖山岡賴弘[文芸評論家]‖
No5
記事種類
タイトル サブカルフロントライン 4回 新しい文芸は伝統的手法から生まれる ※文学フリマ事務局代表・望月倫彦
執筆者
雑誌名
小説現代
発行日
2006年11月
ページ 414-415
備 考 同人雑誌
No6
記事種類
タイトル 新ダカーポ探検隊 91回 芥川賞作家も出店「文学フリマ」に参加する人 ※秋葉原 同人誌『メルボルン1』の長嶋有さん、詩や都々逸作品のあげ巻さん、ほか
執筆者
雑誌名
ダカーポ
発行日
2006年12月20日
ページ 74-75
備 考 同人雑誌
No7
記事種類
タイトル 本は消えない! 文学フリマにいってみた! ※文学に限定した同人誌即売会「春の文学フリマ」、注目の10冊あり
執筆者 前一太
雑誌名
スタジオボイス
発行日
2008年07月
ページ 64-65
備 考 同人雑誌
No8
記事種類
タイトル QuickJapan Corrupted 文学フリマとコミティアに行ってきた ※文学同人誌・ミニコミの即売会
執筆者 ばるぼら
雑誌名
クイック・ジャパン
発行日
2008年12月
ページ 206
備 考 同人雑誌
No9
記事種類
タイトル 批評するココロ 4回 現代の「文学青年」は文学フリマにいました ※ライトノベルの拡大、評論のコミュニケーション・ツール化という文学の流れを反映
執筆者 東浩紀
雑誌名
週刊朝日
発行日
2009年06月05日
ページ 46
備 考 同人雑誌
No10
記事種類
タイトル 文学と出会う場所 文学フリマ 同人雑誌界の新潮流、「文学フリマ」の現在 文学フリマ事務局代表・望月倫彦氏に聞く ※「文学フリマ」年表付
執筆者 望月倫彦
雑誌名
文学界
発行日
2009年11月
ページ 209-214
備 考 同人雑誌
No11
記事種類
タイトル パノラマ消費考現学 ネットとフリマで生まれた「文壇」 ※小説や批評など活字系同人誌の即売会「文学フリマ」、既成の文壇や文芸誌の枠にとらわれず発表できる「文学」
執筆者 石鍋仁美
雑誌名
日経マガジン
発行日
2010年07月18日
ページ 11
備 考 同人雑誌
No12
記事種類
タイトル 今、欲しかった言葉が見つかる大人のための読書入門 文藝新聞 ※文学フリマ大盛況、電子書籍の動向、俳句ブーム、墓マイラー、出版界に広がるツイッターの影響、復興書店、作家の猫好き、他
執筆者
雑誌名
CREA
発行日
2011年09月
ページ 119-126
備 考 文学論,文学
No13
記事種類
タイトル 文学少女のためのコミケ入門 ※コミケ基本情報・歴史、イベント参加方法、作家に聞くコミケの魅力、ビックサイト周辺で出来る小説ツアー、文学フリマ
執筆者 若木未生/椹野道流/篠田真由美
雑誌名
活字倶楽部
発行日
2011年10月
ページ 68-80
備 考 漫画,コミック,コミックマーケット,コミケ
No14
記事種類
タイトル ザ・すばる望遠鏡 文学フリマも電子化中!? ※第15回「文学フリマ」、今村友紀さんのブース、電子書籍のサークル「新古典派フィクションズ」「InsideOut」
執筆者
雑誌名
すばる
発行日
2013年01月
ページ 322-323
備 考 同人雑誌
No15
記事種類
タイトル 走れ!トロイカ学習帳 87回 書店営業のやりがいとは? 本を売る花とミツバチ ※出版営業の世界 双葉社の営業マンを直撃 文学フリマはプロアマ問わず書き手が直販
執筆者 北尾トロ
雑誌名
ダ・ヴィンチ
発行日
2015年07月
ページ 75-79
備 考 ‖北尾トロ[フリーライター]連載‖同人雑誌,出版社
No16
記事種類
タイトル カルチャー・フェス Topics “本屋にない本がある”2大イベント開催。大人の歩き方とは? ※同人誌即売会「コミティア」「文学フリマ東京」
執筆者 中村公彦/望月倫彦/こだま/早乙女ぐりこ
雑誌名
SPA!
発行日
2017年11月21日
ページ 112-113
備 考 同人雑誌,漫画,コミック,同人誌即売会
No17
記事種類
タイトル 書店をめぐる苦境 ブック・イベントを見て、廻って、思うこと ※本屋さんウォッチャーが今年訪れた「本屋さんのイベント」「本のフェス」「一箱古本市」「文学フリマ」などを振り返る
執筆者 どむか
雑誌名
創
発行日
2019年11月
ページ 44-49
備 考 販売,ブックフェア