元祖カツカレー(2023年7月14日作成)
カレーライスは洋食ながら、日本人がこよなく愛する国民食です。その中でもカツカレーは、日本が独自に進化させた洋食で、最近では海外でも人気のメニューとなっています。
日本で最初にカツカレーを発明したのはどのお店なのか、元祖カツカレーのお店については様々な説があります。
1918年(大正7年)、カツレツとライスカレーを10銭で提供する洋食屋台から始まった浅草『河金』でお客様の要望から、トンカツとキャベツの上にカレーをかけて作られた『河金丼』がカツカレーの原型と言えます。その味は現在も『とんかつ 河金 千束店』に受け継がれています。
「とんカツ」という名前を始めて考案した新宿『王ろじ』は1921年(大正10年)開店で、フレンチで修業した初代店主のオリジナルメニューのカレーとトンカツを載せた『とん丼』は現在も同店の人気メニューです。
銀座『銀座スイス』は1947年(昭和22年)開店で、昭和23年に常連客だった巨人軍の千葉茂選手が「カレーにカツをのせてくれ!」と特別注文した裏メニューが、あっという間に同店の看板メニューとなり「千葉さんのカツレツカレー」通称「チバカツ」が誕生しました。現在のカレーライスの上にカツをのせるスタイルは『銀座スイス』から始まりました。
関西では1959年(昭和34年)に開店した大阪・難波『カツヤ』の『元祖とんかつカレー』が有名です。カレーととんカツが大好物の店主がとんカツに合うカレーのために考案した特製カレールゥは、仕込みのために毎年1週間店を休業して、熟成に3年かけたものが提供されます。
この他に1960年(昭和35年)開店した神保町の「キッチン南海」も黒いカレーにカツとキャベツのスタイルを『元祖カツカレー』と呼んでいます。
紹介したこれらのお店は、代替わりや店舗の移転をしながらも、令和の現在も老舗の味を守り続けています。
今年の猛暑はもう始まっています。夏バテ防止にカツカレーで栄養補給してはいかがでしょうか?
大宅文庫のデータベースWeb OYA-bunkoでカツカレーを検索すると162件のデータが出てきます。今回はその中から20件を選択して紹介いたします。
※今回紹介した索引の雑誌記事コピーをご希望の場合は、遠隔地の方でも資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。 どうぞご利用下さい。
No1
記事種類
タイトル WORLD WATCH 英国 日本風チキンカツカレー席巻 ※大手スーパーやコンビニでは弁当の一品目となり、フードマーケットでは世界の料理の一つとして扱われるように
執筆者 酒井元実
雑誌名
週刊エコノミスト
発行日
2023年05月09日
ページ 120
備 考 イギリス・世相,食,日本食
No2
記事種類
タイトル とんかつの誘惑 いかにして“とんかつ”は国民食になったのか ※とんかつの進化史、『煉瓦亭』のポークカツレツ、『銀座スイス』のカツカレー、『三朝庵』のカツ丼、『井泉』のカツサンド、他
執筆者 池田一郎
雑誌名
おとなの週末
発行日
2022年11月
ページ 54-57
備 考 とんかつ
No3
記事種類
タイトル ちょいとごめんなさいよ、4時からの悦楽 123回 銀座「銀座スイス」の巻 カツカレー不動の1位!
執筆者 林家正蔵
雑誌名
東京人
発行日
2021年01月
ページ 106-109
備 考 ‖林家正蔵9代[落語,林家こぶ平から改名]食、連載‖西洋料理店,レストラン,洋食屋
No4
記事種類
タイトル Otoshu EXPRESS 話題のニューオープン 『キッチン南海』神保町 本店の味を守り続ける。30年以上働いていた料理長が暖簾分け独立 ※カツカレー
執筆者 戎誠輝
雑誌名
おとなの週末
発行日
2020年10月
ページ 9
備 考 カレー屋
No5
記事種類 グラビア
タイトル 行列ができるマル旨カツカレー ※東京・神保町「キッチン南海」、新宿「王ろじ」、銀座「銀座スイス」、御徒町「カレー クローバー」、芝大門「いっぺこっぺ」、麹町「サロン・ド・カッパ」
執筆者
雑誌名
週刊ポスト
発行日
2020年09月11日
ページ 5-12
備 考 カレー屋
No6
記事種類
タイトル 偏愛のすすめ。 好きなものがあるっていいよね カツカレーの食べ方図説 カツカレーを心行くまで味わう食べ方を真剣に考えました ※『銀座スイス』『いっぺこっぺ』『アパ社長カレー』
執筆者 市島晃生
雑誌名
CREA
発行日
2020年07月
ページ 70-71
備 考 カレー,カレー料理
No7
記事種類
タイトル 愛と情熱の成城学園前・千歳船橋・祖師ヶ谷大蔵 知らなかったらギルティ!地元の“キニナル”トピックス えっ、祖師ヶ谷大蔵はカツカレーの聖地だって? ※キッチンマカベ、ともえ食堂、他
執筆者
雑誌名
世田谷ライフマガジン
発行日
2020年05月
ページ 34-35
備 考 カレー屋
No8
記事種類 グラビア
タイトル 俺たちにはカツカレーがあるじゃないか ※「とんかつ檍のカレー屋いっぺこっぺ」「銀座スイス」「金子迦哩かれー王国」「ポンチ軒」「ロダン」「王ろじ」「ベイリーフ」「般°若(パンニャ)」
執筆者
雑誌名
アサヒ芸能
発行日
2020年04月16日
ページ 172-176
備 考 カレー屋
No9
記事種類
タイトル とんかつカツ丼ちょいコロッケ! 「元祖」カツカレー巡礼 ※創業大正7年『河金 千束店』、創業大正10年『王ろじ』、創業昭和22年『銀座スイス』、創業昭和35年『神保町キッチン南海』
執筆者
雑誌名
おとなの週末
発行日
2018年03月
ページ 50-51
備 考 カレー,カレー料理
No10
記事種類 対談
タイトル とんかつ好き。 世界に羽ばたくジャパニーズ・フード カツカレーが最強だ! ※〈ロダン〉〈神保町 キッチン南海〉〈アサノ〉〈そば処 福島屋〉〈サロン・ド・カッパ〉
執筆者 水野仁輔/佐藤幸二
雑誌名
BRUTUS
発行日
2017年08月15日
ページ 64-67
備 考 ‖水野仁輔[料理人,「東京カリ~番長」代表]‖カレー,カレー料理
No11
記事種類
タイトル ご当地カレー進化論 3回 金沢カレー 伝統の街のカツカレーモダン
執筆者 水野仁輔
雑誌名
スカイワード
発行日
2017年07月
ページ 67
備 考 ‖水野仁輔[料理人,「東京カリ~番長」代表]連載‖カレー,カレー料理,カレーライス,ライスカレー,連載
No12
記事種類
タイトル カレーは、ライス 大衆カレーの一つの到達点 「神保町 キッチン南海」は愛されている ※洋食屋『キッチン南海』のカツカレー
執筆者 沼由美子
雑誌名
dancyu
発行日
2016年07月
ページ 82-87
備 考 西洋料理店,レストラン,カレー屋,洋食屋
No13
記事種類
タイトル 牛かつ、とんかつ、メンチカツ カツ&メンチカツカレー ※大森『とんかつ鉄』、蒲田『とんかつ檍のカレー屋 いっぺこっぺ』、神田『ルー・ド・メール』、銀座1丁目『銀座さとう』他
執筆者 松田有美
雑誌名
おとなの週末
発行日
2016年02月
ページ 52-55
備 考 カレー,カレー料理
No14
記事種類
タイトル 地元に愛される“町角の名店”食べ歩記 極ウマ週刊大衆食堂 7回 「とんかつ河金」(東京都台東区浅草) 浅草庶民の腹を100年満たす元祖カツカレー“河金丼”!
執筆者 左古文男/安倍夜郎
雑誌名
週刊大衆
発行日
2015年01月19日
ページ 117-119
備 考 和食の店,日本料理店,とんかつ屋
No15
記事種類
タイトル うどん・カレー・餃子 2013年カツカレー元年来たる! ※新宿「王ろじ」、下北沢「パンニャ」、前橋「カレーショップ スワン」、「デリー銀座店」
執筆者 山口剛/印南敦史/他
雑誌名
モノ・マガジン
発行日
2013年06月16日
ページ 30-35
備 考 カレー屋
No16
記事種類
タイトル カレーの学校 地理 金沢はカツカレーの都? ※『カレーのチャンピオン』『インデアンカレー』『カレーハウス ターバン』
執筆者
雑誌名
dancyu
発行日
2013年06月
ページ 52-55
備 考 カレー,カレー料理,カレー屋
No17
記事種類
タイトル あれも食いたい これも食いたい 1081回 カツカレーの正しい食べ方
執筆者 東海林さだお
雑誌名
週刊朝日
発行日
2009年07月03日
ページ 42-43
備 考 カレー,カレー料理
No18
記事種類
タイトル 日本一のカレー集めました カツカレーという名のご褒美 ※『アサノ』のカツカレー 『カツヤ』のとんかつカレーB上ロース
執筆者 鈴木優子/三好彩子
雑誌名
dancyu
発行日
2008年08月
ページ 42-43
備 考 カレー屋
No19
記事種類
タイトル 洋食・東西の名店 5回 カツカレー ※東京・銀座「グリルスイス」の千葉さんのカツカレー、大阪・難波「カツヤ」の元祖とんかつカレー
執筆者
雑誌名
男の隠れ家
発行日
2004年10月
ページ 96-97
備 考 カレー,カレー料理,西洋料理店,レストラン,洋食屋,連載
No20
記事種類
タイトル TEMPO グルメ 元巨人「千葉茂氏」が考案した『グリルスイス』の元祖カツカレー ※洋食屋
執筆者
雑誌名
週刊新潮
発行日
1999年04月08日
ページ 135
備 考 ‖千葉茂[野球]食‖西洋料理店,レストラン,洋食屋