京極夏彦

京極夏彦(2023922日)

 京極夏彦さんの新作『鵺の碑』が914日に発売されました。「怪談」のシリーズや「書楼弔堂シリーズ」そして単体の作品と近年でも多数執筆されていますが、「京極堂シリーズ」の続編としては『邪魅の雫』から17年ぶりになります。 今回は京極夏彦さんの雑誌記事索引を紹介します。

※今回紹介した索引の雑誌記事コピーをご希望の場合は、遠隔地の方でも資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。どうぞご利用下さい。

 京極夏彦さんをWeb OYA-bunkoで検索すると404件ヒットします。その一番古い記事は『宝石』19953月号です。

1.
記事種類
書評
タイトル
宝石図書館 京極夏彦『魍魎の匣』講談社ノベルス
発言者
三善里沙子
雑誌名
宝石(光文社)
発行日
1995年03月
ページ
354
備 考
‖京極夏彦[作家]‖

 この記事はすでに2作目の『魍魎の匣』(199515日発行)の記事で、1作目の『姑獲鳥の夏』(199495日発行)の記事ではありませんでした。

2.
記事種類
タイトル
美男子興国論 読者が選んだ、現代・美男子作家 京極夏彦 突然現れた、謎の人気作家 作家にどんなイメージを持とうと、それは読者に委ねられるべきもの
発言者
京極夏彦
雑誌名
ダ・ヴィンチ
発行日
1995年11月
ページ
23
備 考
‖京極夏彦[作家]‖

 『ダ・ヴィンチ』199511月号では3作目の『狂骨の夢』(199558日発行)の紹介とともに「突然現れた、謎の人気作家」というタイトルが記載されています。初期のころはたて続けに作品を発表したという印象があるようです。

3.
記事種類
タイトル
in short… MAKING OF 京極夏彦『鉄鼠の檻』講談社 ※担当編集者の唐木厚さん
発言者
速水由紀子
雑誌名
AERA
発行日
1996年02月12日
ページ
73
備 考
‖京極夏彦[作家]‖記者,雑誌記者,雑誌編集者,編集者,連載
 『AERA1996212日号は4作目の『鉄鼠の檻』(199615日発行)を出版したころの記事で、講談社の担当編集者・唐木厚さんのコメントが掲載されています。

 記事によると「電話を偶然受けたことで処女作『姑獲鳥の夏』の持ち込み原稿を読む、幸運な巡り合わせに。」とあり、京極さんに初めて出会ったときの印象も語られています。また、「夢中で読み通し、この本を出版しなければ、自分の編集者としての存在価値はない、とまでほれ込んだ。」「上司に相談もせず出版を決定。」とも記載されています。

 そんな厚さ45cmはある大作シリーズを順調に執筆し、『絡新婦の理』(1996115日発行)、『塗仏の宴 宴の支度』(1998330日発行)、『塗仏の宴 宴の始末』(1998920日発行)、『陰摩羅鬼の瑕』(200388日発行)そして『邪魅の雫』(2006926日発行)と出版しますが、最新作『鵺の碑』はずいぶん時間が空いてしまいました。ですが『邪魅の雫』初版のp.820にはすでに次回作『鵺の碑』とタイトルが記載されていて、構想だけはあったことがわかります。

 そして先日発売された『鵺の碑』の帯には「予告から17年、あの男たちが集結する!」という言葉と共になんと「次作予定 幽谷響の家」と記載してあります。また間が空くかもしれませんが「京極堂シリーズ」もまだ続けていただけるようです。

とはいえともかく今は新作『鵺の碑』をできる限り読み解き、また深淵な京極さんの世界に触れる幸福を感じたいです。

 京極夏彦さんの雑誌記事索引、その他です。

4.
記事種類
インタビュー/書評
タイトル
今月のBOOKMARK EX 京極夏彦『書楼弔堂 待宵』集英社 本のソムリエが薦める1冊の本とは 京極夏彦が明治の出版界を描く
発言者
京極夏彦
雑誌名
ダ・ヴィンチ
発行日
2023年03月
ページ
16-17
備 考
‖京極夏彦[作家]略歴‖
5.
記事種類
インタビュー/書評
タイトル
京極夏彦『書楼弔堂 炎昼』集英社 虚と実のはざまに生まれる物語
発言者
京極夏彦
雑誌名
青春と読書
発行日
2016年12月
ページ
14-19
備 考
‖京極夏彦[作家]略歴‖
6.
記事種類
対談
タイトル
作家生活15年 あなたの知らない京極夏彦 『冥談』刊行記念対談 綾辻行人×京極夏彦 どこにも属さない小説を描く
発言者
綾辻行人/京極夏彦
雑誌名
ダ・ヴィンチ
発行日
2010年04月
ページ
162-165
備 考
‖綾辻行人[作家]略歴‖京極夏彦[作家]‖
7.
記事種類
書評
タイトル
本バカにつける薬 ベストセラー快読X時間 京極夏彦『数えずの井戸』中央公論新社 なぜお菊は皿ごときで殺された? 京極版「番町皿屋敷」に答えはある ※古典怪談シリーズ
発言者
永江朗
雑誌名
アサヒ芸能
発行日
2010年03月18日
ページ
100
備 考
‖京極夏彦[作家]‖
8.
記事種類
書評
タイトル
現代ライブラリー 京極夏彦『数えずの井戸』中央公論新社 おなじみ“皿屋敷”の不気味な幽霊話が愛憎渦巻く人間ドラマに変貌
発言者
大森望
雑誌名
週刊現代
発行日
2010年02月27日
ページ
118
備 考
‖京極夏彦[作家]‖
9.
記事種類
インタビュー/書評
タイトル
著者との60分 京極夏彦『厭な小説』祥伝社
発言者
京極夏彦
雑誌名
新刊ニュース
発行日
2009年06月
ページ
3-7
備 考
‖京極夏彦[作家]略歴‖
10.
記事種類
インタビュー/書評
タイトル
京極夏彦が描く別天地『幽談』の世界とは 京極夏彦インタビュー 『幽談』は怪談にあらず。
発言者
京極夏彦
雑誌名
ダ・ヴィンチ
発行日
2008年09月
ページ
214-215
備 考
‖京極夏彦[作家]略歴‖
11.
記事種類
インタビュー
タイトル
祝!初アニメ化 『墓場鬼太郎』誕生! 京極夏彦、鬼太郎を語る 「墓場鬼太郎は、ダークでダーティ、そしてダンディなんです」
発言者
京極夏彦
雑誌名
テレビブロス
発行日
2008年01月05日
ページ
19
備 考
‖京極夏彦[作家]‖
12.
記事種類
対談
タイトル
江戸の怪 宮部みゆき×京極夏彦 耳袋と江戸の怪
発言者
宮部みゆき/京極夏彦
雑誌名
発行日
2007年01月
ページ
6-17
備 考
‖京極夏彦[作家]‖宮部みゆき[作家]‖
13.
記事種類
書評
タイトル
人間の消失・小説の変貌 20回 解釈と強度 京極夏彦『邪魅の雫』講談社ノベルズ
発言者
笠井潔
雑誌名
ミステリーズ!
発行日
2006年12月
ページ
320-325
備 考
‖笠井潔[作家]連載‖京極夏彦[作家]‖
14.
記事種類
インタビュー/書評
タイトル
ミステリー ダ・ヴィンチ 85回 〈百鬼夜行シリーズ〉3年ぶりの長編作品 『邪魅の雫』ついに刊行 京極夏彦インタビュー 百鬼夜行シリーズ人物関係図
発言者
京極夏彦
雑誌名
ダ・ヴィンチ
発行日
2006年11月
ページ
190-193
備 考
‖京極夏彦[作家]略歴‖
15.
記事種類
タイトル
〈西尾維新〉 維新の維新 西尾維新vs京極夏彦
発言者
野崎六助
雑誌名
ユリイカ臨増
発行日
2004年09月25日
ページ
142-150
備 考
‖京極夏彦[作家]‖西尾維新[作家]‖
16.
記事種類
インタビュー
タイトル
ぼくは小説職人として技を磨くつもりです 京極夏彦ロングインタビュー
発言者
京極夏彦
雑誌名
新刊ニュース
発行日
2004年04月
ページ
10-21
備 考
‖京極夏彦[作家]略歴‖
17.
記事種類
対談
タイトル
京極夏彦大特集 妖怪シリーズ『陰摩羅鬼の瑕』刊行記念 春日武彦×京極夏彦 精神科医に京極夏彦が聞く現代社会の救済装置のあり方 ※京極夏彦御仕事リスト
発言者
春日武彦/京極夏彦
雑誌名
ダ・ヴィンチ
発行日
2003年09月
ページ
20-23
備 考
‖春日武彦[医者,精神科]略歴‖京極夏彦[作家]略歴‖
18.
記事種類
書評
タイトル
断然!エンターテインメント 京極夏彦『覗き小平次』中央公論新社
発言者
朝山実
雑誌名
週刊朝日
発行日
2002年10月25日
ページ
130
備 考
‖京極夏彦[作家]‖
19.
記事種類
タイトル
境界線上の陰陽師 京極堂の時空 ※京極夏彦の「京極堂シリーズ」について
発言者
柳川貴之
雑誌名
創元推理21
発行日
2002年10月
ページ
52-74
備 考
‖京極夏彦[作家]‖
20.
記事種類
座談
タイトル
京極夏彦 読者と世界を作る PROJECT F.F.N 18回 大槻ケンヂさん 格闘王を目指せ!? 近未来に少女が戦うなら、やっぱり総合格闘技でしょう
発言者
大槻ケンヂ/京極夏彦/大森望
雑誌名
アニメージュ
発行日
1999年10月
ページ
118-119
備 考
‖大槻ケンヂ[ミュージシャン,筋肉少女帯]趣味、略歴‖京極夏彦[作家]連載‖
21.
記事種類
書評
タイトル
現代ライブラリー 京極夏彦『塗仏の宴 宴の支度』講談社 「消失した村」の秘密を物語の核として6つの短編で提示する大スケールの謎
発言者
大森望
雑誌名
週刊現代
発行日
1998年04月18日
ページ
124-125
備 考
‖京極夏彦[作家]‖
22.
記事種類
書評
タイトル
現代ライブラリー 京極夏彦『嗤う伊右衛門』中央公論社 古典「四谷怪談」を新たな観点で解釈 物語を心理ドラマとして昇華させた
発言者
大森望
雑誌名
週刊現代
発行日
1997年07月12日
ページ
150-151
備 考
‖京極夏彦[作家]‖
23.
記事種類
インタビュー/書評
タイトル
BOOK シリーズ5作を完結させた京極夏彦さんにインタビュー 最新刊「絡新婦の理」も好評。ますます冴えわたる京極作品を楽しむ。
発言者
京極夏彦
雑誌名
an・an
発行日
1997年01月31日
ページ
121
備 考
‖京極夏彦[作家]‖
24.
記事種類
対談
タイトル
妖怪変化の類、御祓いします編 最新作『絡新婦の理』も好調。ハマると抜けられない京極ワールドの罠は今日も冴えてるぜ!「京極堂、イトイの憑き物を落とす」の巻
発言者
京極夏彦/糸井重里
雑誌名
週刊プレイボーイ
発行日
1997年01月21日
ページ
44-48
備 考
‖糸井重里[文筆業,ほぼ日,コピーライター]‖京極夏彦[作家]略歴‖
25.
記事種類
書評
タイトル
現代ライブラリー 京極夏彦『絡新婦の理』講談社ノベルズ 驚異的筆力で注目を集める気鋭作家の最新作も「凝りに凝った」仕掛けが炸裂
発言者
大森望
雑誌名
週刊現代
発行日
1996年12月07日
ページ
158-159
備 考
‖京極夏彦[作家]‖
26.
記事種類
書評
タイトル
百人書評 文芸編 今月のいけにえ本 京極夏彦『姑獲鳥の夏』講談社ノベルス
発言者
雑誌名
ダ・ヴィンチ
発行日
1996年10月
ページ
154-155
備 考
‖京極夏彦[作家]‖
27.
記事種類
インタビュー/書評
タイトル
本のページ 著者をたずねてみました 京極夏彦さん『鉄鼠の檻』講談社 「本には字面の美しさが必要」だからレイアウトも自分で
発言者
京極夏彦
雑誌名
女性セブン
発行日
1996年03月14日
ページ
171-173
備 考
‖京極夏彦[作家]‖
28.
記事種類
書評
タイトル
BOOK 面白くて止まらない今夏必読のミステリー 京極夏彦『狂骨の夢』講談社
発言者
雑誌名
ELLE JAPON
発行日
1995年08月
ページ
73
備 考
‖京極夏彦[作家]‖
29.
記事種類
インタビュー
タイトル
ON BOOKS 魍魎がわくか!?“妖怪ミステリー”作家 京極夏彦
発言者
京極夏彦
雑誌名
MORE
発行日
1995年07月
ページ
307
備 考
‖京極夏彦[作家]‖
30.
記事種類
書評
タイトル
サンデーらいぶらりぃ 今週の3冊 名付けて、カルト・ミステリ 京極夏彦『狂骨の夢』講談社ノベルス
発言者
野崎六助
雑誌名
サンデー毎日
発行日
1995年06月18日
ページ
106-107
備 考
‖京極夏彦[作家]‖

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