種子

 雑誌の図書館 大宅壮一文庫が提供する雑誌記事索引データベースWeb OYA-bunko」収録索引を毎週1テーマ紹介します。


種子2026226日)

 春が近づき、野菜作りのための種蒔きや育苗の時期です。小さなタネが発芽して自然の力で大きく育って作物を実らせるというプロセスやタネが持っている魔法のような力は、子どもの頃から不思議でなりません。今回はキーワード「種子」の索引を30件選んで紹介します。

 114件ある記事のリストを概観すると、タネそのものの仕組みや魅力についての記事は年代を問わずに多数あり、1990年代の終わりにはグローバル企業の種子戦略の記事が現れはじめ、2000年代以降は自家採種や種を守る活動を紹介する記事が増えてきます。2018年の種子法廃止をめぐる記事、2020年の改定種苗法成立についての記事も目立ちます。

 『地上』20057月号の記事によると、日本各地域の伝統的な種子が新しいF1品種(かけ合わせで生まれた交配種・一代品種)に取って代わるようになってきたのは1980年代からで、その頃から農業関係者の人々の間で種子が消滅してしまうのではないかという不安が話題になってきたそうです。その不安が現実になってきている近年では、日本の食の未来のために種を守る活動をしている若い人たちも増えています。

 その1人である小林宙さんは、いつか消えてしまうかもしれない固定種・在来種の種子を全国に流通させることを目標に、15歳の時に種子の会社を起業しました。『AXIS』20204月号の記事には、小林さんの自宅の部屋にある事務所の様子が紹介されています。

 『ビーパル』19947月号に登場する種子研究家で大学名誉教授の石川茂雄さんは種子の不思議と魅力に取り付かれて自費で大図鑑まで作った方ですが、それでも「種子はわからないことだらけだ」というのが口癖だそうです。私たちの食文化の根源であり、多様性に富んだ古来の種子がいつまでも残ることを願います。



※今回紹介した索引の雑誌記事コピーをご希望の場合は、遠隔地の方でも資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。どうぞご利用下さい。

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1.
記事種類
タイトル
NEW TECHNOLOGY 1990年代、クローン技術で農業がバイオ化する ※組織培養、クローン苗、人工種子
発言者
雑誌名
Newton
発行日
1988年04月
ページ
112-115
備 考
植物,バイオ食品,種子,種
2.
記事種類
インタビュー
タイトル
BE-PAL THE INTERVIEW 種子研究家 石川茂雄さん ※自費で『原色日本植物種子写真図鑑』を刊行
発言者
石川茂雄
雑誌名
ビーパル
発行日
1994年07月
ページ
45-49
備 考
植物,種子,種
3.
記事種類
タイトル
新たな食の恐怖・ターミネーターテクノロジー 国内外の連帯で種子を守ろう ※ヴァーミネーターなど自家採取できなくする遺伝子組み換え技術による種子支配に対抗
発言者
安田節子
雑誌名
週刊金曜日
発行日
1998年10月02日
ページ
15
備 考
植物,種子,種
4.
記事種類
タイトル
種子の旅立ち 種子散布の多様なしくみを探る
発言者
湯浅浩史
雑誌名
Newton
発行日
2000年05月
ページ
88-95
備 考
植物,種子,種
5.
記事種類
タイトル
農の挑戦者 31回 岩崎政利さん(長崎県吾妻町) 種子採りの園 ※自家採種
発言者
岩崎政利
雑誌名
地上
発行日
2004年11月
ページ
99-105
備 考
植物,農業,種子,種,農家,農民,連載
6.
記事種類
タイトル
これからの伝統野菜 消えゆく種子を救え ※遺伝子資源を保存している「広島県農業ジーンバンク」を1人で切り盛りしている船越建明さん
発言者
さとうち藍
雑誌名
地上
発行日
2005年07月
ページ
92-95
備 考
植物,農作物,種子,種,野菜,連載
7.
記事種類
タイトル
世のなか食のなか 8回 みんなのタネ ※「固定種」の種専門店・野口種苗研究所、「固定種」と「F1種」の違い、農作物と種の関係、種ビジネスの問題点
発言者
瀬戸山玄
雑誌名
暮しの手帖
発行日
2009年10月
ページ
86-91
備 考
植物,農作物,種子,種,品種
8.
記事種類
タイトル
サイエンス・イン・ピクチャー 生態学 アマゾンで見つかった種子 地球上で最も生物多様性に富む地域から採集された種子の数々
発言者
A・クチメント
雑誌名
日経サイエンス
発行日
2011年04月
ページ
102-103
備 考
植物,種子,種
9.
記事種類
インタビュー
タイトル
あたらしい世界制作の方法 進化する“今”“ここ”“わたし” 生命のノアの箱船 スヴァールバル種子貯蔵庫 ※70万種の種子を保存
発言者
ローランド・ヴォン・ボスマー
雑誌名
広告
発行日
2012年08月
ページ
134-137
備 考
植物,種子,種
10.
記事種類
タイトル
日本をとりまく「食」の危機 危機に瀕する「たねの自由」 ※モンサントなど企業により特許と知的所有権の対象となった種、農民の品種づくりの否定、失われた食糧と作物の豊かな生物多様性、他
発言者
ヴァンダナ・シヴァ/清水亮子
雑誌名
世界
発行日
2012年12月
ページ
221-231
備 考
飢餓,植物,食糧危機,種子,種
11.
記事種類
インタビュー
タイトル
ビーパル地域活性化総合研究所 ゲンキな田舎! 107回 ジョン・ムーアさん(シーズ・オブ・ライフ代表) お金や株よりも大切な交換財 それは生命をつなぐ種子です ※伝統作物の種子
発言者
ジョン・ムーア/鹿熊勤
雑誌名
ビーパル
発行日
2013年07月
ページ
91-94
備 考
植物,農作物,種子,種
12.
記事種類
タイトル
農業の未来 「タネ」から考えた農業のはなし。 1粒のタネに何代にもわたる歴史が刻まれた固定種のタネには「一粒万倍」という無限の生命力が満ちている。 ※固定種専門店「野口種苗研究所」
発言者
野口勲
雑誌名
潮(潮出版社)
発行日
2013年12月
ページ
84-89
備 考
植物,農作物,種子,種,品種
13.
記事種類
タイトル
植物の世界 最終回 たね たねが語る多彩な生存術 翼をもったり、えさをつけたり…。子孫を残るためのたくみな戦略 ※タンポポ、アルソミトラ・マクロカルパ、コチャルメルソウ、ラン、他
発言者
雑誌名
Newton
発行日
2015年01月
ページ
102-113
備 考
植物,種子,種
14.
記事種類
タイトル
ほんとうにいいのか!?種子法廃止 ※種子法が果たしてきた役割、廃止に至る経緯、海外の事例に学ぶ、廃止による問題点、種子を作る現場の声
発言者
久野秀二
雑誌名
地上
発行日
2017年07月
ページ
32-38
備 考
植物,農業政策,種子,種
15.
記事種類
タイトル
種子が危ない ※種子法廃止が招く日本のコメの“緩慢な死”、コメの種子生産、スピード廃止の内幕、世界の種子市場とバイオメジャー再編の理由、種子にまつわるQ&A、モンサント日本農場、他
発言者
石堂徹生/中井秀一
雑誌名
週刊エコノミスト
発行日
2017年11月14日
ページ
86-95
備 考
植物,農業政策,種子,種
16.
記事種類
タイトル
日本の「種子ビジネス」が危ない 種子法廃止で国内2000億円市場が外資の餌食に? 種子法廃止で中小農家に大打撃!輸入米に頼る最悪なシナリオも
発言者
西川芳昭/黒坂岳央/ジャン=バティスト・マレ/他
雑誌名
SPA!
発行日
2018年04月03日
ページ
28-31
備 考
植物,農業政策,種子,種
17.
記事種類
タイトル
種子の方舟は人類を救うか 核戦争や気候変動に備え農作物の種子を永久凍土で保存 しかし保管先の北極圏の島にも地球温暖化の影が忍び寄る ※ノルウェー政府運営のスバールバル世界種子貯蔵庫
発言者
アリストス・ジョージャウ
雑誌名
ニューズウィーク日本版
発行日
2018年05月29日
ページ
54-55
備 考
植物,ノルウェー,種子,種,科学
18.
記事種類
タイトル
品種開発力アップの名の下に、日本の農家がごく普通にやってきたタネ採りや挿し木ができなくなる!? 農水省がたくらむ「タネの増殖禁止」の裏側 ※種苗法の原則転換による日本の農業への影響
発言者
桐島瞬
雑誌名
週刊プレイボーイ
発行日
2018年08月27日
ページ
78-81
備 考
植物,農業政策,農作物,種子,種,品種
19.
記事種類
タイトル
みんなに知ってほしい種の話 ※主要農作物種子法の廃止で注目を集める種の基本情報、人間によって時間をかけて改良されてきた種,世界有数の種籾の供給システムがある日本,種はだれのものか
発言者
雑誌名
家の光
発行日
2019年01月
ページ
115-121
備 考
植物,種子,種
20.
記事種類
タイトル
17歳が描く、タネの未来をデザインする方法 ※15歳で「鶴頸種苗流通プロモーション」を起業した小林宙さん
発言者
雑誌名
AXIS
発行日
2020年04月
ページ
96-101
備 考
植物,種子,種
21.
記事種類
タイトル
中国や韓国の搾取から権利守れ 新種苗法 日本の農産物「海外流出」許すな 種苗の無断コピーと海外流出を防止することは経済安全保障に必要な前提条件だ
発言者
雑誌名
月刊テーミス
発行日
2021年06月
ページ
62-63
備 考
植物,法律,種子,種苗法,種
22.
記事種類
インタビュー
タイトル
日本の農業は守れるか(上) 藤原辰史氏インタビュー 重要なのは農業のグランドプラン 多国籍企業が地域に暮らす人間の生存を支配する 「攻めの農業」は合理化ばかり進み… ※種子法廃止と改正種苗法への警鐘
発言者
藤原辰史/粟野仁雄
雑誌名
週刊金曜日
発行日
2021年07月09日
ページ
44-46
備 考
‖藤原辰史[農業経済学]連載‖植物,農業政策,種子,種,連載
23.
記事種類
インタビュー
タイトル
日本の農業は守れるか(下) 藤原辰史氏インタビュー 種子は人間関係を実らせる 「飢餓を救う」の大義名分に隠された欺瞞 ※種苗法生みの親・松延洋平氏が語る日本農業の危機
発言者
藤原辰史/松延洋平/粟野仁雄
雑誌名
週刊金曜日
発行日
2021年07月16日
ページ
36-38
備 考
‖藤原辰史[農業経済学]連載‖植物,種子,種,連載
24.
記事種類
タイトル
THE BIG ISSUE EYE 地域の食を“確保”し“安全”守る「種子条例」 31道県で制定される ※2018年の種子法廃止に続き、今年4月から改定種苗法が完全施行…大きく変化する種子を取り巻く状況を解説
発言者
杉山敦子/中村未絵
雑誌名
ビッグイシュー日本版
発行日
2022年05月01日
ページ
20-21
備 考
植物,種子,種
25.
記事種類
タイトル
世界、500ヵ所に広がる「種の図書館」 種の小袋を“貸出”し、実れば一部返却 ※米国ニューヨーク州のガーディナー公立図書館が始め、世界の公立図書館に広がった「種の図書館」の取り組みをオーストラリアから伝える
発言者
雑誌名
ビッグイシュー日本版
発行日
2022年09月01日
ページ
12
備 考
植物,図書館,種子,種
26.
記事種類
タイトル
種子「遺伝子バンク」が風前の灯火 安全保障は武器より「タネ」 ※「広島県農業ジーンバンク」の閉鎖 ジーンバンクとは動植物や微生物の遺伝資源を収集し活用する「遺伝子バンク」
発言者
雑誌名
選択
発行日
2023年03月
ページ
100-101
備 考
植物,研究機関,研究所,種子,種
27.
記事種類
グラビア
タイトル
Wander People 31回 ロングイエールビエン スヴァールバル世界種子保存庫 未来の破壊に備えた北極圏の貯蔵庫
発言者
佐藤健寿
雑誌名
Voice
発行日
2023年07月
ページ
6-7
備 考
植物,ノルウェー,種子,種
28.
記事種類
タイトル
タネをまく動物たちの秘密 ※移動できない植物たちが動物の力を借りてタネをまく「動物散布」について。本州最大の種子散布者ツキノワグマ、サイチョウやヒヨドリといったタネまく鳥たち、世界最小の種子散布者ワラジムシ…
発言者
小池伸介/北村俊平
雑誌名
ビッグイシュー日本版
発行日
2025年03月01日
ページ
8-13
備 考
植物,動物,種子,種
29.
記事種類
タイトル
ADVANCES 古生物学 種子サイズを変えた恐竜 かつて恐竜は果実の種子のサイズを抑制した、現在は人間が抑制している可能性がある ※農業など人間の開発行為が影響
発言者
雑誌名
日経サイエンス
発行日
2025年10月
ページ
20-21
備 考
植物,種子,種
30.
記事種類
タイトル
食の未来を輝かせる25人 奥津爾(「タネト」店主) 種を守り、日本を「世界の料理人が目指す場所」に
発言者
雑誌名
フォーブス ジャパン
発行日
2025年11月
ページ
66
備 考
植物,種子,種

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