アニマルウェルフェア（2023年10月26日）
Web OYA-bunkoには、世の中の動きや出来事に合わせて雑誌記事を分類する「キーワード」が日々新たに追加されています。今回紹介する「アニマルウェルフェア」は一般的にはあまり浸透していない言葉ですが、雑誌には関連記事が増えてきたため、先月末にWeb OYA-bunkoのキーワードになりました。その中から15件を紹介します。
「アニマルウェルフェア」は、家畜動物を生きものとして尊重する考え方です。そのための家畜の5つの自由：「飢えと乾きからの自由」「不快からの自由」「痛み・傷・病気からの自由」「清浄な行動を発現する自由」「恐怖と苦悩からの自由」が国際的な基本原則になっています。
欧米を中心とした諸外国では、以前からアニマルウェルフェアに配慮した畜産が行われていますが、日本の状況は世界の基準から大きく立ち後れていることがたびたび指摘されています。『週刊朝日』2018年12月7日号の記事では、日本はあまり畜産物を輸出しないので家畜の飼育法を問われるような外圧がなく、そのため無自覚にも工場型畜産システムに依存したままになっていると考察されています。
農水省は今年の7月に初めてアニマルウェルフェアに関する指針を策定しましたが、現状の家畜の飼育管理方法を変えるのは生産者にとって大きな負担がかかるため、国を挙げてすぐに取り組むことは難しそうです。毎日動物のいのちを食べている私たち消費者が、生産者と一緒に考えていきたいテーマです。
※今回紹介した索引の雑誌記事コピーをご希望の場合は、遠隔地の方でも資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。どうぞご利用下さい。
- 1.
-
- 記事種類
- タイトル
- 「アニマルウェルフェア」後進国の汚名再び ※家畜の福祉に配慮した飼育管理「アニマルウェルフェア」、骨抜きにされた農水省の指針
- 発言者
- 雑誌名
- ＦＡＣＴＡ
- 発行日
- 2023年09月
- ページ
- ６６
- 備 考
- 家畜，畜産，アニマルウェルフェア
- 2.
-
- 記事種類
- タイトル
- ２０２２ 肉の最新トレンド 〈山梨県・ぶぅふぅうぅ農園〉 中嶋千里 アニマルウェルフェア基準を現場から支える、放牧養豚の先駆者 ※抗生物質に頼らず、国産メインのエコフィードで育てる
- 発言者
- 中嶋千里
- 雑誌名
- 料理王国
- 発行日
- 2022年08月
- ページ
- ７８－７９
- 備 考
- 家畜，畜産，アニマルウェルフェア，養豚
- 3.
-
- 記事種類
- タイトル
- 食 アニマルウェルフェアの視点で見ると国産鶏肉と輸入鶏肉どちらが健康？ ※国産鶏肉よりもタイ・ブラジル産の方がニワトリの飼育環境への配慮がなされている
- 発言者
- 植田武智
- 雑誌名
- 週刊金曜日
- 発行日
- 2021年08月20日
- ページ
- ４２－４３
- 備 考
- 家畜，チキン，畜産，トリ，鶏肉，トリ肉料理，アニマルウェルフェア，養鶏
- 4.
-
- 記事種類
- タイトル
- 世界の潮 ニワトリのパンデミック 深刻化する家畜感染症 ※鳥インフルエンザ拡大で６００万羽が殺処分、吉川貴盛元農相と鶏卵大手の収賄事件の背景にあるアニマルウェルフェア導入問題、他
- 発言者
- 渡邉浩子
- 雑誌名
- 世界
- 発行日
- 2021年03月
- ページ
- １８－２２
- 備 考
- ‖吉川貴盛［政治家］金、犯罪‖家畜，家畜伝染病，食品，食品業界，食品産業，畜産，アニマルウェルフェア，鶏卵業界，鳥インフルエンザ，養鶏
- 5.
-
- 記事種類
- タイトル
- 「日本の卵」が世界から危険視されている理由 ※鶏卵業者が賄賂を渡してまで存続させようとしている飼育方法、アニマルウェルフェアの観点とは異なる日本の養鶏事情、抗生物質の使用問題、他
- 発言者
- 佐藤衆介／加藤武市／堀越啓仁／他
- 雑誌名
- 週刊現代
- 発行日
- 2021年02月06日
- ページ
- ５０－５３
- 備 考
- 家畜，食品，食品業界，食品産業，畜産，アニマルウェルフェア，鶏卵業界，養鶏
- 6.
-
- 記事種類
- タイトル
- サステナビリティ 変わる価値判断の基準 【パート３】人と自然との関係を見つめ直す アニマルウェルフェアの倫理と実践 ※利用するなら適正に扱う倫理的責任がある、肉用鶏に見る現状と課題
- 発言者
- 岡田千尋
- 雑誌名
- 環境会議
- 発行日
- 2020年09月
- ページ
- １４６－１５１
- 備 考
- 家畜，畜産，アニマルウェルフェア，養鶏
- 7.
-
- 記事種類
- タイトル
- 東京五輪の「食」にメダリストたちがＮＯ！ 自由を奪われた鶏や豚の肉が人に及ぼすリスク。抗生物質が効かない「薬物耐性」の恐怖… ※食材の調達基準、アニマルウェルフェア型畜産システム
- 発言者
- 岡田千尋／松本洋一／茅島奈緒深
- 雑誌名
- 週刊朝日
- 発行日
- 2018年12月07日
- ページ
- ３１－３３
- 備 考
- 家畜，畜産，東京オリンピック（２０２０），東京五輪（２０２０），アニマルウェルフェア，畜産技術，養鶏，養豚
- 8.
-
- 記事種類
- タイトル
- 金曜アンテナ 銀メダリストらが改善求め声明 東京五輪「食材が低水準」 ※選手村や会場の食事に使われる畜産物のアニマルウェルフェアのレベルが低すぎるとして９名の選手が声明を発表
- 発言者
- 岡田千尋
- 雑誌名
- 週刊金曜日
- 発行日
- 2018年08月10日
- ページ
- ７
- 備 考
- 家畜，畜産，東京オリンピック（２０２０），東京五輪（２０２０），アニマルウェルフェア
- 9.
-
- 記事種類
- タイトル
- エシカルに暮らすための１２条 ６回 動物福祉－アニマルウェルフェア 一歩先を進む世界の動向 ※鶏のケージ飼育が禁じられている国、欧州のアニマルウェルフェアの歴史
- 発言者
- 古沢広祐
- 雑誌名
- 週刊金曜日
- 発行日
- 2018年08月10日
- ページ
- ６２
- 備 考
- 家畜，畜産，アニマルウェルフェア
- 10.
-
- 記事種類
- タイトル
- ＡＧＲＩ－ＭＡＲＫＥＴＩＮＧ やまけんのエシカルで行こう！ 日本でも始まっているアニマルウェルフェア ※北海道で放牧主体の酪農をしているノースプレインファームとよつ葉乳業
- 発言者
- 山本謙治
- 雑誌名
- 地上
- 発行日
- 2018年08月
- ページ
- ６７
- 備 考
- 開拓，家畜，畜産，農業，北海道，北海道開発，アニマルウェルフェア，乳牛，酪農
- 11.
-
- 記事種類
- タイトル
- ＡＧＲＩ－ＭＡＲＫＥＴＩＮＧ やまけんのエシカルで行こう！ 世界から取り残されないための第一歩 ※遅れている日本のＡＷ（アニマルウェルフェア）、宮崎県都城市のケージフリー養鶏
- 発言者
- 山本謙治
- 雑誌名
- 地上
- 発行日
- 2018年07月
- ページ
- ６７
- 備 考
- 家畜，畜産，アニマルウェルフェア，養鶏
- 12.
-
- 記事種類
- タイトル
- ＡＧＲＩ－ＭＡＲＫＥＴＩＮＧ やまけんのエシカルで行こう！ “アニマルウェルフェア”をどう考えるか ＡＷが着実に広がる欧米と日本の差 ※動物も相応の幸福を得るべきだという考え方
- 発言者
- 山本謙治
- 雑誌名
- 地上
- 発行日
- 2018年03月
- ページ
- ６７
- 備 考
- 家畜，畜産，アニマルウェルフェア
- 13.
-
- 記事種類
- タイトル
- 私たちの食べている卵と肉はどのようにつくられているか 世界からおくれをとる日本 ※世界のアニマルウェルフェアの動向と日本の現状
- 発言者
- 枝広淳子
- 雑誌名
- 世界
- 発行日
- 2017年06月
- ページ
- ２１３－２２３
- 備 考
- 家畜，畜産，アニマルウェルフェア，養鶏
- 14.
-
- 記事種類
- タイトル
- ＡＧＲＩ－ＭＡＲＫＥＴＩＮＧ 農業技術最前線 「アニマルウェルフェア」という家畜飼育のかたち 家畜の健康に配慮することでブランド化につなげる ※家畜の「５つの自由」、他
- 発言者
- 滝川康治
- 雑誌名
- 地上
- 発行日
- 2016年09月
- ページ
- ７８－７９
- 備 考
- 家畜，畜産，アニマルウェルフェア
- 15.
-
- 記事種類
- タイトル
- 食 肉食の現場を行く 欧米に向かう群馬県の和牛はアニマル・ウェルフェア ※群馬県食肉卸売市場
- 発言者
- 雑誌名
- ＡＥＲＡ
- 発行日
- 2015年07月06日
- ページ
- ４９
- 備 考
- 家畜，畜産，アニマルウェルフェア，肉牛