さかはらあつし

さかはらあつし

さかはらあつし(2021416日)

 ドキュメンタリー映画『AGANAI 地下鉄サリン事件と私』が渋谷「イメージフォーラム」で公開中です。今回は事件の被害者で出演・監督もしている、さかはらあつしさんの雑誌記事索引を紹介します。 

 『AGANAI』はサリン事件が起きてから20年後の2015年に、Aleph(元オウム真理教)の荒木浩広報部長とさかはらさんが故郷を旅しながら対話する姿を描いています。二人は偶然同じ地方出身で、ともに京都大学卒業。子どもの頃に遊んだ森や川、思い出の駅、家族との関係、京都大学にオウム真理教が布教に来た日のことなどを話します。 

 さかはらさんは4浪して京都大学に入学し、卒業して電通に勤務。その出勤途中で地下鉄サリン事件に遭遇します。事件の後、電通を退社し、渡米してMBAを取得。その後、カンヌ国際映画祭の短編部門最高賞となった映画『おはぎ』の製作にかかわったり、ビジネス書や自伝本を執筆しています。雑誌記事索引では執筆した『サリンとおはぎ 扉は開くまで叩き続けろ』の書評が多くヒットします。 

 さかはらさんのこの行動力は今回の映画でもその雰囲気がよく出ている。明るくてそして厳しい質問を鋭く続けます。そんなさかはらさんと対する荒木浩さんは警戒と緊張で最初は会話が弾みません。さかはらさんの心の底には当然怒りがあるのでしょうが、時に友人のように荒木さんに語り掛けます。旅を続けるうちにだんだん打ち解けてきて、入信したきっかけや教祖を初めて見たときの印象、出家をして家族と分かれた日の思い出などを話すまでになります。 

 事件の被害者が加害者側と向き合う珍しい手法ですが、さかはらさんだからこそ成立した真実に迫るドキュメンタリー作品です。

(一部の記述を修正して掲載しています)

※今回紹介した索引の雑誌記事コピーをご希望の場合は、遠隔地の方でも資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。 どうぞご利用下さい。

No1     

記事種類

タイトル  ドキュメンタリー映画『AGANAI』 地下鉄サリン事件 「オウムを辞めてくれないか」 被害者・さかはらあつし監督が荒木浩広報部長に突きつけた 被害者の監督が荒木氏との旅を描く

 

執筆者  さかはらあつし

雑誌名  サンデー毎日

発行日  20210404

ページ  42-45

備 考  オウム真理教,オウムサリン事件,サリン事件,新興宗教,アレフ,地下鉄サリン事件,オウム幹部

 

No2     

記事種類

タイトル  2015年上半期「裏ヒット商品」ランキング 宗教関連本 大川隆法『大震災予兆リーディング』、福永法源『絶望の中の挑戦』、さかはらあつし・上祐史浩『地下鉄サリン事件20年』

 

執筆者  藤倉善郎

雑誌名  SPA!

発行日  20150707

ページ  30

備 考  新興宗教

 

No3     

記事種類 インタビュー

タイトル  『金曜日』で逢いましょう さかはらあつしさん サリン事件の被害者が、オウムを撮る 「社会の皆で考え、作る映画にしたい」 映画『1枚の写真』

 

執筆者  さかはらあつし/中村富美子

雑誌名  週刊金曜日

発行日  20150417

ページ  49

備 考  オウムサリン事件,サリン事件,オウム真理教

 

No4     

記事種類 グラビア

タイトル  history 地下鉄サリン20年 被害者と加害者 霞ヶ関駅をアレフの荒木浩広報部長と被害者の映画監督のさかはらあつし氏が訪れた

 

執筆者 

雑誌名  週刊新潮

発行日  20150402

ページ  16-17

備 考  オウムサリン事件,サリン事件,オウム真理教,地下鉄サリン事件

 

No5     

記事種類 インタビュー/書評

タイトル  重大事件・事故・天災「九死に一生」生存者たちの秘話 地下鉄サリン事件 「座らない」ことが運命を分けた元電通マン 阪原淳『サリンとおはぎ』講談社

 

執筆者  阪原淳

雑誌名  FRIDAY

発行日  20121207

ページ  70

備 考  オウムサリン事件,サリン事件,オウム真理教,地下鉄サリン事件,生還

 

No6     

記事種類 インタビュー/書評

タイトル  本 著者に聞く さかはらあつし(映画プロデューサー) 自分の「北極星」を見失うな 『サリンとおはぎ』講談社

 

執筆者  さかはらあつし/山崎良兵

雑誌名  日経ビジネス

発行日  20100628

ページ  83

備 考  オウムサリン事件,サリン事件,オウム真理教,地下鉄サリン事件

 

No7     

記事種類 インタビュー/書評

タイトル  本の時間 著者インタビュー さかはらあつし『サリンとおはぎ』講談社 地下鉄サリン事件の被害者

 

執筆者  さかはらあつし/伊藤晋

雑誌名  プレジデント

発行日  20100614

ページ  123

備 考  オウムサリン事件,サリン事件,オウム真理教,地下鉄サリン事件

 

No8     

記事種類 インタビュー/書評

タイトル  週刊図書館 書いたひと さかはらあつし『サリンとおはぎ 扉は開くまで叩き続けろ』講談社 「フォレスト・ガンプ」のような人生 地下鉄サリン事件の被害者

 

執筆者  さかはらあつし

雑誌名  週刊朝日

発行日  20100423

ページ  75

備 考  オウムサリン事件,サリン事件,オウム真理教,地下鉄サリン事件

 


 

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