畑正憲(2023年4月28日)
ムツゴロウこと畑正憲さんが、4月5日に亡くなりました。
今回は、畑さんの古い記事索引を、著名人との対談記事を交えて20件紹介します。
Web OYA-bunkoで見つかる一番古い記事は、『太陽』1968年10月号のものです。「世界の旅」というシリーズ連載の中の1回を担当していますが、ただの旅行記ではなく、その頃の海水魚の飼育ブームが気になって魚たちの故郷である沖縄を訪れて漁師たちの漁に同行する、というルポルタージュになっています。
翌1968年からは『月刊ペン』で、畑さんが天然記念物の生物に会いに行く連載が始まっています。連載初回のプロフィールは、「33歳。東京大学理学部動物学科を出て、大学院で3年間アミーバを研究、学研映画で7年間生きものの記録を撮り、ことしの4月、もともと希望していた小説家に転向。…根っからの動物好きで、『なにしろ抱いて、ナメてこなければ気がすまない』というのがこのシリーズを始めるに当たっての弁」という紹介でした。
畑さん自身が誌面に登場した最初の記事は、1970年の『週刊文春』での大宅壮一との対談です。過去に食べたカエルのタマゴやネズミ、カイチュウなどの味から、知られざる動物の生態について縦横無尽に語って、大宅壮一を驚かせています。
大橋巨泉さんは対談(『週刊朝日』1971年2月19日号)の後記に「ボクはヘンな人が好きである。…畑さんは極めつきのヘンな人だ。ボクは畑さんに会った晩、興奮してしばらく眠れなかった」と記しています。
『宝石』1975年1月号では、芸術家の岡本太郎氏とぶつかりあっています。「自分が動物そのものだと思っている」という岡本さんと、「動物になりたくてもなりきれない」という畑さんの、生きものの本質をさぐる会話の掛け合いが、とても読み応えのある対談です。
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No1
記事種類
タイトル 世界の旅 沖縄の海
執筆者 畑正憲
雑誌名
太陽(平凡社)
発行日
1968年10月
ページ 89
備 考 ‖33-064-021[沖縄]各地‖
No2
記事種類
タイトル オオサンショウウオ 世界にまれな珍種。昭和27年3月、特別天然記念物に指定される
執筆者 畑正憲
雑誌名
月刊ペン
発行日
1968年11月
ページ 221
備 考 ‖32-006-039[生物]サンショウウオ‖
No3
記事種類
タイトル 天然記念物シリーズ動物 カブトガニ 4億年生きつづけている巨甲類の末裔
執筆者 畑正憲
雑誌名
月刊ペン
発行日
1969年01月
ページ 221
備 考 ‖32-006-064[生物]天然記念物‖
No4
記事種類 対談
タイトル ミミズが一番!わが動物味覚リスト
執筆者 畑正憲/大宅壮一
雑誌名
週刊文春
発行日
1970年07月06日
ページ 52
備 考 ‖対談‖畑正憲[動物作家]‖
No5
記事種類
タイトル わが青春記 放浪の群れ
執筆者 畑正憲
雑誌名
問題小説
発行日
1970年10月
ページ 66
備 考 ‖畑正憲[動物作家]‖
No6
記事種類 対談
タイトル 何とかクジラに飲みこまれたい
執筆者 畑正憲/大橋巨泉
雑誌名
週刊朝日
発行日
1971年02月19日
ページ 46
備 考 ‖対談‖畑正憲[動物作家]‖
No7
記事種類 対談
タイトル 本との対話
執筆者 畑純子/畑正憲
雑誌名
週刊文春
発行日
1972年02月28日
ページ 130
備 考 ‖対談‖畑正憲[動物作家]‖
No8
記事種類 対談
タイトル 動物にも性の変態があるんです
執筆者 畑正憲/桐島洋子
雑誌名
サンデー毎日
発行日
1972年05月14日
ページ 36
備 考 ‖対談‖畑正憲[動物作家]‖
No9
記事種類 対談
タイトル 吹雪にムツゴロウ、よく似合う
執筆者 畑正憲/団伊玖磨
雑誌名
週刊読売
発行日
1973年01月06日
ページ 121
備 考 ‖対談‖畑正憲[動物作家]‖
No10
記事種類 対談
タイトル 動物も人間も芸を教えるとダメになる
執筆者 畑正憲/イーデス・ハンソン
雑誌名
週刊文春
発行日
1974年02月18日
ページ 56
備 考 ‖対談‖畑正憲[動物作家]‖
No11
記事種類 対談
タイトル 岡本太郎ズバリ対談 動物より人間の方がつきあいにくい
執筆者 岡本太郎/畑正憲
雑誌名
宝石
発行日
1975年01月
ページ 114-120
備 考 ‖対談‖32-006-002[生物]動物一般‖
No12
記事種類 対談
タイトル 処女を失った雌ギツネは風のように舞う
執筆者 加賀まりこ/畑正憲
雑誌名
女性自身
発行日
1976年01月15日
ページ 170
備 考 ‖対談‖加賀まりこ[女優]‖
No13
記事種類 対談
タイトル 雑食対談 キャビア・馬フン・ネッシーの味
執筆者 サトウサンペイ/畑正憲
雑誌名
週刊読売
発行日
1976年02月14日
ページ 40
備 考 ‖対談‖畑正憲[動物作家]‖16-005-055[食一般]いかもの食い‖
No14
記事種類 対談
タイトル BIG対談 人生の転機と決断と実践と
執筆者 畑正憲/石原慎太郎
雑誌名
平凡パンチ
発行日
1976年03月08日
ページ 32-37
備 考 ‖対談‖石原慎太郎[作家,政治家]‖
No15
記事種類 対談
タイトル 人間滅亡教祖とムツゴロー党主
執筆者 深沢七郎/畑正憲
雑誌名
週刊ポスト
発行日
1977年01月07日
ページ 190-194
備 考 ‖対談‖畑正憲[動物作家]‖
No16
記事種類 対談
タイトル 「わが動物王国を独立共和国にして国旗は白旗に…」「ぼくは120坪のわが家を共産大帝国にしよう」
執筆者 北杜夫/畑正憲
雑誌名
女性セブン
発行日
1977年08月11日
ページ 170-173
備 考 ‖対談‖畑正憲[動物作家]‖
No17
記事種類 座談
タイトル 初春座談会 馬ほど人間らしい動物はいない
執筆者 古山高麗雄/畑正憲/大木正巳
雑誌名
宝石
発行日
1978年02月
ページ 144-152
備 考 ‖座談‖23-002-013[競馬]競走馬‖
No18
記事種類 座談
タイトル われらケタ外れ人生
執筆者 斎藤輝子/植村直巳/畑正憲
雑誌名
文藝春秋
発行日
1978年03月
ページ 286-291
備 考 ‖座談‖畑正憲[動物作家]‖
No19
記事種類 対談
タイトル 古今亭志ん朝対談 生まれ変われるもんならクジラになりたい、ウフフ
執筆者 畑正憲/古今亭志ん朝
雑誌名
週刊読売
発行日
1979年11月04日
ページ 64-68
備 考 ‖対談‖畑正憲[動物作家]‖
No20
記事種類 対談
タイトル 野生動物との愛の交歓
執筆者 畑正憲/羽仁進
雑誌名
婦人公論
発行日
1980年06月
ページ 254-259
備 考 ‖対談‖畑正憲[動物作家]‖羽仁進[映画監督]‖