中田花奈

　『日経トレンディ』2022年6月号によると、「Ｍリーグ」は2018年に発足されたインターネットテレビ「ABEMA」で放送されるチーム戦の麻雀リーグです。「日本プロ麻雀連盟」「日本プロ麻雀協会」「RMU」など5つのプロ団体に所属する雀士から選ばれたメンバーで、団体に関係なく1チーム4人、1シーズン216試合行われます。

『エコノミスト』2022年11月22日号によると、「2022-23シーズン」は全部で8チームあり、毎年10月からレギュラーシーズンがはじまります。ポストシーズンはセミファイナル上位6チーム、ファイナル上位4チームが進出することができ、優勝賞金は5000万円です。

リーグ発足にあたり意識されたのは麻雀のイメージアップです。

『AERA』2022年10月3日号によると、中国で生まれた麻雀ですが、昭和初期から日本でも娯楽として流行。その人気をさらに押し上げたのが阿佐田哲也氏の『麻雀放浪記』です。『麻雀放浪記』はたいへんおもしろい小説ですが、賭博の世界を描いていたため「ダークな大人の遊戯」というイメージも根づいてしまいました。　
　「Ｍリーグ」にはそのイメージを払拭するための工夫が多く見られます。ユニフォームを着用しチーム戦であることを強調。リーグ所属選手の最低年俸を保証する一方、「ゼロギャンブル宣言」を行い選手は賭博行為をしない誓約をしています。

イメージが変わったことが大きかったのか、各地で子ども教室も開催されるようになり、将来「Ｍリーガーになりたい」という子どもたちも増えているそうです。

人気を牽引し6年目に入る「Ｍリーグ」ですが、「2023-24シーズン」は新設チームが1チーム創設されました。「BEAST Japanext」です。そしてメンバー選出の4人目に選ばれたのが中田花奈さんです。