大宅壮一・一巻選集 無思想の思想

書誌情報

昭和47年  11月25日発行(1972)
著作者 大宅壮一
発行者 樫原雅春
印刷所 凸版印刷
発行所 文藝春秋
14.2cm×19.4cm(ハードカバー)、本文565頁

 
目次

戦前編
  中学生日記抄
    大正四年
      七月二十八日  十月六日    十二月三十日
    大正五年
      一月十七日   四月十四日   六月三十日   七月十一日
      七月二十三日  九月四日    九月七日    十一月六日
    大正六年
      二月五日    五月十四日   六月二十六日  十月十日
      十一月二日   十一月三日
    大正七年
      三月十九日   五月十四日   六月十三日   六月十七日
      六月二十二日  六月二十七日  七月×日    八月十三日

  親切の棄て所(小説)

  文壇ギルドの解体期

  左翼的虚栄心について

  モダン層とモダン相
    モダン層
    モダン相
 
  出口王仁三郎訪問記
    一
    二
    三
    四

  純文芸小児病
    一
    二
    三

  匪賊のシンパと通匪問題
    一
    二

  美談・表彰インフレ時代

  新官僚と新社員

  「ひとのみち」と現代世相
    一
    二
    三
    四

  ファシズムの貯水池

  スキャンダルの商品価値

  『日本浪曼派』と『人民文庫』

  唯物論三人男

  代用品時代

  葦平文学はどこへ

戦後編(一)
  亡命知識人論
    一
    二
    三
    四
    五
    六

  同時代人抄
    永井荷風
    羽仁五郎
    森戸辰男
    高橋誠一郎
    平野義太郎
    長谷川如是閑
    吉田健一
    淡徳三郎

  思想の功利化と投機化

  性的失業論

  アメリカ型日本人とソビエト型日本人
    一
    二
    三
    四
    五
    六

  放浪交友記
    一
    二
    三
    四
    五
    六
    七
    八

  共産主義者における人間の研究
    一
    二
    三
    四
    五

  日本の没落
    一
    二
    三
    四
    五
    六
    七

  婚礼か葬式か
    一
    二
    三
    四

  尊皇攘夷と尊ソ攘米
    一
    二
    三

  西田幾多郎の敗北
    一
    二
    三
    四

  お光さま昇天す
    一
    二
    三
    四

戦後編(二)
  無思想人宣言
    一
    二
    三
    四

  職業創作論

  息子へ言葉

  勅使河原蒼風論
    一
    二
    三
    四
    五
    六

  文学の平価切下げ

  山川均・福本和夫・河上肇
    一
    二
    三

  賭博論
    一
    二
    三

  天皇絶対制を支えるもの・倒すもの
    一
    二
    三

  多角的人生経営論
    一
    二
    三

  明治天皇という映画

  東大学長を論ず

  権勢と反逆を生む山口県
    一
    二
    三
    四
    五

  “阪僑”まかり通る

    一
    二
    三
    四

  共産主義のすすめ
    一
    二
    三
    四
    五

  共産主義的人間像
    一
    二
    三
    四
    五
    六

  世界は楕円である
    一
    二
    三
    四
    五
    六

  大宅歩の反逆と死

  またも転向の季節を迎えた

  安倍能成氏の死

  吉田が死んで戦後は終わった

  北村サヨと笠信太郎の死

  “敗者復活戦”参加の七〇年代

  現代の下士官型人間

解説 大宅壮一の世界(青地晨)
     家運挽回のホープ
     中学生の枠をはみだす
     フェビアン協会での活躍
     “集団制作”への挑戦
     非常時局下での抵抗
     ルポルタージュと野次馬精神
     『無思想人宣言』への道程
     世界を“じゅうたん爆撃”

大宅壮一日記

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