書誌情報
昭和56年 5月25日発行(1981) |
著作者 |
大宅壮一 |
発行者 |
近藤恆夫
|
印刷者 |
北島義俊
|
印刷所 |
凸版印刷
|
発行所 |
蒼洋社
|
発売所 |
英潮社
|
13.8cm×19.6cm(ハードカバー 函入〈14.5cm×20.6cm〉)、本文382頁 |
目次
写真:吉祥寺の自宅の玄関先(昭和6年ごろ)
写真:新婚当時(吉祥寺・昭和6年ごろ)
写真:翻訳工場のメンバーと(後列中央,吉祥寺・昭和5年ごろ)
写真:将棋をさす著者(うしろ姿)右端は菊池寛(昭和11年ごろ)
写真:前列左2人目から村松梢風,林芙美子,吉屋信子,木村毅,久米正雄(後列右端が著者,水上温泉・昭和10年ごろ)
写真:昭和5年ごろの著者
写真:「文学的戦術論」初版本 昭和5年(中央公論社版)
文学的戦術論
序
文学論
文学的自己清算について
知的労働の集団化について
Ⅰ 技術としての芸術および文学
Ⅱ 芸術および文学の集団化
知的労働の集団化の実例
Ⅰ 知的技術としての翻訳
Ⅱ 翻訳における集団化
左翼的虚栄心について
形式論と形式主義論
芸術至上主義の実体 林癸未夫氏に答えてそんな主義のありうる事を論ず
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
総合芸術としての文学
文学の大衆化と娯楽化
Ⅰ 「自己完成」文学の没落
Ⅱ 新興文学の「明るさ」について
Ⅲ 新興文学の娯楽化
現象批評以上のもの
マルクス主義文学の自殺か暗殺か 平林初之輔氏の「マルクス主義文学理論の再吟味」の再吟味
事実と技術 文芸界の新傾向とその批判
事実談の流行
技術のトリック
技術批評と価値判断
直接価値と間接価値
ちりだめへ、歴史架へ
文学の技術的法則の時代性および階級制
文芸批評の座標について 文学的戦術論の一部として
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
Ⅵ
日本エロティック作家論
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
Ⅵ
Ⅶ
文学青年の社会的意義
Ⅰ 社会の良心層としての文学青年
Ⅱ 社会の逃避層としての文学青年
Ⅲ 社会の指導層としての文学青年
「文学」と「感情」の関係
文学改造論
文学の行き詰まり
文学と文章
文学の形式的改造
文学の内容的改造
同伴者の進歩性と反動性
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
文壇論
文壇縦横論
Ⅰ 文学における遠心性と求心性
Ⅱ 葛西善蔵を否定す
Ⅲ 文壇における「公娼」と「私娼」
文学史的空白時代
Ⅰ 文壇退職手当てとしての円本印税
Ⅱ 隠居文学の支配
Ⅲ 枯渇せんとする中堅作家群
Ⅳ 新進作家の出直し
文壇ギルドの解体期 大正十五年における我が国ジャーナリズムの一断面
Ⅰ ギルドとしての文壇
Ⅱ ギルドの崩壊
バラック街の文壇を見る
Ⅰ 文学の陥没
Ⅱ 創作界の混沌
Ⅲ 批評界の混沌
現文壇に対する公開状 実業界の一分野としての現文壇
多元的文壇相
公的基準の喪失
「文学的教養」の価値
文学の複合化
文芸批判の新基準
文壇ヘゲモニーの検討
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
Ⅵ
Ⅶ
Ⅷ
作家論
有島武郎論
Ⅰ 序説
Ⅱ 彼の人物
Ⅲ 彼の思想
Ⅳ 彼の芸術論
Ⅴ 彼の作品
片上伸論
三上於莵吉の因数分解
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
林房雄の印象
浅原六朗の印象
戯画英雄鶴見祐輔
出版革命の勝利者
川端康成の生活
勝本清一郎の仕事ぶり
片岡鉄兵の作品
後継作家論
Ⅰ 序説
Ⅱ 芸術派
Ⅲ プロレタリア派
〈解説〉彼がもっとも左翼公式主義に近づいた日々(鶴見俊輔)
月報13
三寸の舌先(高木健夫)
大宅先生のことども(楠本憲吉)
父親のかなしさとおかしさと偉大さ(秋山ちえ子)
温かい大先輩(澤地久枝)