書誌情報
昭和55年 12月25日発行(1980) |
著作者 |
大宅壮一 |
発行者 |
近藤恆夫
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印刷者 |
澤村嘉一
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印刷所 |
凸版印刷
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発行所 |
蒼洋社
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発売所 |
英潮社
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13.9cm×19.6cm(ハードカバー 函入〈14.4cm×20.6cm〉)、本文443頁 |
目次
写真:第一回「大宅壮一ノンフィクション賞」授賞式での挨拶(東京・新橋第一ホテル・昭和45年5月)
写真:太平洋大学名誉学長として,太平洋を船で横断(昭和43年7月)
写真:古稀の祝賀パーティの一こま(東京・ホテルニューオータニ・昭和44年9月)写真左は挨拶する松永安佐衛門 写真右は福田赳夫
写真:西サモアの大酋長となる(西サモア・フィジー・トンガ諸島訪問・昭和45年1月)
写真:夫人と最後の海外旅行(サイパン・グァム・昭和45年10月)
写真:「男の顔は履歴書である」-著者の眠る鎌倉瑞泉寺にある大宅壮一記念碑
写真:第119回サンデー時評掲載の表紙と第120回(絶筆)の本文
写真:納骨の日の川端康成(鎌倉瑞泉寺・昭和45年11月)
サンデー時評Ⅱ
神に対する人間の勝利
霊魂の意味はどうなる
人工生命の合成までも
ベトナム戦争とミニ・クーデター
非常手段要望のムード
基盤はくずれ去るか?
対決を迫られる米黒人問題
矛盾がある“差別主義”
“力”の問題も大幅修正
経営者の道義と倫理
社長には六つの型が…
続出した“上皇”“法皇”
人類の“恥部”に取り組め
二つの新しい基幹産業
日本はこれでいいのか
選挙シーズンの憂うつ
“私物化”される選挙区
つづく国民不在の政治
“物価のみのべ”を忘れるな
小売店も“三ちゃん”化
流通革命への対策は?
ドゴールと吉田茂
日仏に共通する民族性
大正末期思わせる混乱
出版倫理を確立せよ
危険負担は出版社だけ
印税という名のテラ銭
アングラは新しくない
カタカナ的語感の魅力
珍奇なニュー・モード
学生運動とその限界
スポーツ的快感と満足
持たぬ再建プログラム
国会議員の企業化
選挙は会社の株主総会
きわめて有利な投資!
「太平洋大学」の旅
遊びにもすぐれた腕前
二十六年前を思い出し
チェコの小国的英知
日本人にも似た民族性
一変する“進歩”の概念
“神”に挑戦する心臓移植
人間関係の新しい基盤
準植民地、北海道の開発
集中豪雨化したレジャー
人間を運ぶコンテナー
団地を支配する女王蜂
自壊作用を起こす“大国”
アメリカもソ連も同じ
ツアーリズムの“野性”
スポンサーつき議員
だれが見てもインチキ!
立候補者の三つの条件
離婚夫婦の同居-社会党
総評の“過保護”で育つ
ミニを着たチョンマゲ
若者の精神構造
永住権や市民権がエサ
アメションに賛成する
“議員公害”をくいとめよう
お手もりやら脱税やら
税金の組織的な略奪だ
アナキズムの復活
本来平和的なものだが
現代のアンチ・テーゼ
平和日本は亡命者天国になれ
改正法案の国際的意義
帰国希望者にも暖かく
ポスト・ベトナムの課題
日露戦争の歴史的役割
大国はカイライが好き
この道はいつかきた…
ドミノ理論の裏返し
ゆらぐ反資本主義の柱
三つの選挙の魔術性
一か八かのギャンブル
“不毛”から脱け出す道
“失神”とゲバルト
フリー・セックス運動
体制反抗は風俗面から
求人難時代の学生運動
家庭環境との関係は?
“大学の後進性”を示す
政治家のタイプ
先代以上に出た例は?
かぶき型の“最後の人”
二つの無罪の意味
同情さるべきものだが
社会通念に反する判決
’68年を象徴する悲劇
教育マダム=投資夫人
“東大新社”をつくれ!
サラリーマン党と減税運動
だれが党費を負担するか
力は抵抗から生まれる
“土地”の魔性を考える
所有権は川の沿岸だけ
“軽井沢”もタダだった
「全学連」と「新人会」
“革命ごっこ”のロケだ
治安維持法の刃の下で
ああ東大アカデミズム
大内氏の感傷的大論文
特権意識と“確認書”と
革新系議員の“定年退職”
失った魅力と存在理由
その穴を埋める新人は
わたしと新雑誌
“物情騒然”がぴったり
タブーの多すぎる世界
学生運動の五十年
全国に八百の危険高校
変わらない若者の心理
“天下り”と“天上り”
高級官僚の役得利用法
有利な“秘書官コース”
“闘争”の変質
軟骨化した歴史的必然
爆発は起こるだろうか
日本の外交官
旅行案内的な任務も
精神的に喪失した国籍
海音寺潮五郎氏の引退
TVからおくられた塩
マスコミ界は変異する
“自民新党”のすすめ
限界点にきた“規格外”
“日中友好”を考える時
“元禄”オブラートの中の“戦国”
より刺激の強いものを
反体制ムードが底流に
“大学立法案”を考える
本質を避け一時しのぎ
過保護が弊害を生んだ
ベトナム戦の人類史的意味
血とドルを乱費して…
新しい形の“宗教戦争”
“寺子屋”のすすめ
教育とは“頭脳的支配”
“不在教師”を解放せよ
大学教授の“社会復帰”
内部からの自壊作用で
ミス・キャストの修正
七年ぶりのヨーロッパ旅行
五十年前の偉大な影響力
労働党内閣誕生の驚き
午後五時のヨーロッパ
異様さを競うヒッピー
日の丸背負うヒッチ族
世界的な議会制度の老衰化
大僧正なみの入学式で
英国の“アクセサリー”
近代社会の“性”とは?
門番少年の“こころ”に
ルールある一夫多妻制
私の“経営学”論
助言を求める心理に
アイディアを生む“源泉”
ポスト、ホー・チ・ミン
異例のアジア型大英雄
成功するか集団指導制
“生きる”とは働くこと
欧米化する家族構成に
肉体的精神的条件の差
革命的スポーツの論理
情報社会の“革命方式”
“潜行”することの違い
オーストラリアあれこれ
“住宅天国”であるけれど
ウス皮マンジュウの大陸
三人の友を失う
組織を巧みに運営する
“情熱と実行力”の魅力
アポロ飛行士“授章”に反対する
民主主義社会の恥部か
ノーベル賞も変質する
革命のための条件
“共産匪”の山塞の中で
日本兵への宣伝も計画
“対談”というゲーム
新体制、新秩序の内容
“松葉いぶし”の効果で
現代のシャーマニズム
直接民主主義との関係
情報の“津波”のなか
“人間”の商品化とマスコミ
タレントは市場価値で
“有名病”のあさましさ
マスコミのDPE
総探偵化時代の風潮
交錯する実像と虚像
国家権力というもの
文明社会のあり方
主体の確立について
西サモア大酋長就任記
ブタも子供も放し飼い
ちょいとした土候気分
日本文化の特異体質 家元
“才能開発”とその功罪
前衛派という幻の権威
社会党に“踏み絵”をすすめる
その“社会主義”の内容
左右に別れて再出発を
政党と二つのタブー
“恐怖の心理”を利用
文明批判の質について
肉食獣型と草食獣型人間
“量”は権力につながる
野獣が唱える平和主義
性の解放と独占欲
三つの側面と私有財産
問題解決のカギはなにか
ブラジルの“亀裂”
日系人の間の断層
背後にある複雑な情勢
人間をとる漁師
学生義勇軍の海外宣教
根底にあるものは何か
中立主義のむずかしさ
アクロバットかコジキか
友好という名の査証で
不感症化した“生命の危険”
“イノチ商品化”の増大
変わってきた戦争方法
極限状況下の人間
アポロと野獣世界の差
理論以前の原動力から
ポリティカル・アニマル
議員としての責任は?
デンスケ賭博に等しい
“良心”によって行う「悪」
カンボジア出兵の効果
神とイデオロギーの差
日本の社会主義者
生活環境が育てた人柄
比較的純粋な“性格型”
アメリカ型ゲームの代償
“小型ゲリラ”の可能性も
脱評価時代の挑戦ブーム
ギャンブル
「財源」としての社会悪
実体の解明を徹底的に
大学と教育の自由化
学問につながらぬ学生
特権的身分からの解放
多極化と分化作用
中立主義時代終わる?
“公人”としてのケジメ
マイホーム英国論
“逆作用現象”の原因
体質改善のむずかしさ
男性文化の復活
時代認識に大きなズレ
戦後日本を包む女性度
自律神経障害のニッポン
政党と公人の存在理由
公害天国の内ゲバ現象
公害元年
改元の性格と必要性と
印刷文化の抱える矛盾
現代人の心理的ヘドロ
“職場離脱”の諸ケース
引き裂かれる自己顕示欲
女性解放運動に見るアメリカの後進性
先進国の古典的テーマ
民主主義的解放の裏面
新しい“死に方”
大衆芸能の“社会性”とは
マスコミ人は自戒せよ
テレビ・ブームの限界点
電算機で倒産を予測?
性格を異にする三部門
現代の下士官型人間
セールスの“アニマル”
徹底した脱インテリ型
残虐な“血のつながり”
弱者が勝つための方式
宗教と中東戦争の性格
三十四年ぶりのサイパンとグアム
文化の波と戦争の傷痕
来たるべき青春の色は
どれが本当の若者なのか
商売になる?学生新聞
長命な歌謡曲的出版物
〈解説〉物情騒然的生きかた(松岡英夫)
月報3
金の上に銅めっき(石垣綾子)
「めざまし新聞社」時代(和田義三)
頭脳を使って足を動かす(中屋健一)