映画『ドラえもん』

映画『ドラえもん』(2025年3月7日)

 子どもの頃、春休みの楽しみといえば『ドラえもん』の映画でした。今年も37日に最新作『のび太の絵世界物語』が公開されます。1980年の第1作『のび太の恐竜』から45周年という記念の年でもあり、東京の映画館「神保町シアター」では過去の全作品を上映する「ドラえもん映画祭」も開催されました。

 『Pen2012101日別冊の記事では、映画版『ドラえもん』の歴史を大きく3つに分けています。『FRIDAY2006314日号の記事も参考にしながら、その3グループを紹介します。

 1つ目は、藤子・F・不二雄氏が関わって作られた1980年の第1作からの作品たち。“前年の秋から年明けにかけて『コロコロコミック』に原作が連載されて3月に映画が公開される”というのが基本的なスケジュールだったそうです。

『アニメージュ』19875月号では、藤子氏が映画の“冒険アクション”ついて語っています。

「どちらかというと、冒険物というのは、日常性に対立する、向こう側にあるという感じなんだけど、『ドラえもん』がそもそもとっぴな物を身近に引きよせるマンガですから、冒険の世界をなんとか子どもの世界に近づけて、片足地につけながら、片足空想の世界に踏みこむといった、そういう感じでやれるとおもしろいなと思ったんです」

 2つ目のグループは、藤子・F・不二雄氏没後の1998年からの作品たち。藤子氏の作品世界を引き継いで、それまで長らく監督を務めてきた芝山努氏やスタッフたちを中心に、過去の短編作品からアイデアを得て話し合いながら脚本を練っていたそうです。

 3目は、2005年に新声優陣に交代してからの大リニューアル。若手主体のスタッフに体制が一新したこともあり、2005年は制作が見送られました。リニューアル後の初作品は1980年『のびたの恐竜』をリメイクした『のびたの恐竜2006』。スタッフたちは「原点回帰」で、藤子氏の作品の基本形の素晴らしさを守っていく思いを新たにしたそうです。

 『クイック・ジャパン』20062月号にはその新制作陣である楠葉宏三氏と渡辺歩氏による対談記事が掲載されています。

「(映画『ドラえもん』は)いわば“子どものための寅さん”ですよね(笑)。かつての『男はつらいよ』のような、普遍的な存在であり、かつ同時代的に設定を変えながらずっと続いていく作品。それこそが、スタンダードの正しい在り方だと思います」

という渡辺氏の言葉は、それから19年後の今日も変わらずに生きています。

 今回は映画『ドラえもん』についての索引を20件紹介します。


※今回紹介した索引の雑誌記事コピーをご希望の場合は、遠隔地の方でも資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。どうぞご利用下さい。

1.
記事種類
タイトル
新作映画『ドラえもん のび太の新恐竜』公開記念! あの頃、僕らが夢中になった魅力とは!? 『映画ドラえもん』懐かしの恐怖シーンクロニクル ※武田鉄矢の主題歌についても
発言者
雑誌名
EX大衆
発行日
2020年08月
ページ
93-96
備 考
アニメーション,漫画映画,「ドラえもん」
2.
記事種類
タイトル
Data Watching データで読み解く!のび太も知らない!?『ドラえもん』50年の軌跡 ※コミックス販売数 映画『ドラえもん』の観客動員数 ひみつ道具の人気ランキング、他
発言者
雑誌名
DIME
発行日
2020年04月
ページ
70-71
備 考
コミック,漫画,「ドラえもん」
3.
記事種類
タイトル
おめでとう50周年 大人になってもだいすきドラえもん ※キャラクター紹介、ドラえもんヒストリー、名シーン、ミュージアム、藤子・F・不二雄年譜、藤子・F・不二雄の家族インタビュー、作品ガイド、映画ヒストリー、他
発言者
雑誌名
MOE
発行日
2020年04月
ページ
4-35
備 考
コミック,漫画,「ドラえもん」
4.
記事種類
対談
タイトル
私が本気で作った映画『ドラえもん』 ※『映画ドラえもん のび太の月面探査記』の脚本を手掛けた辻村深月氏と藤子・F・不二雄氏の最後の弟子のむぎわらしんたろう氏が大長編の魅力を語り合う
発言者
辻村深月/むぎわらしんたろう
雑誌名
文藝春秋
発行日
2019年04月
ページ
188-197
備 考
‖辻村深月[作家]‖むぎわらしんたろう[漫画家]‖アニメーション,漫画映画,「ドラえもん」
5.
記事種類
タイトル
映画『ドラえもん』のお約束完全マニュアル 一緒に観よう心の友よ! ※過去のキャラクターやエピソード、最新作『のび太の南極カチコチ大冒険』、主題歌の平井堅インタビュー、他
発言者
雑誌名
エンタミクス
発行日
2017年04月
ページ
27-33
備 考
アニメーション,漫画映画,「ドラえもん」
6.
記事種類
タイトル
祝!『映画ドラえもん』35周年 ぼくらのそばにはいつもドラえもんがいた ドラ☆応援団からのSPECIALメッセージ ※ドラえもんにまつわる思い出や愛情
発言者
赤江珠緒/織田信成/佐々木希/辻村深月/秦基博/溝端淳平/他
雑誌名
DIME
発行日
2015年04月
ページ
101-103
備 考
アニメーション,漫画映画,「ドラえもん」
7.
記事種類
インタビュー
タイトル
男をトリコにする女性エンタメクリエイターの匠技 映画『ドラえもん』 キャラクターの心と心を繋ぎたい 寺本幸代 監督 笑顔になれる作品を目指して
発言者
寺本幸代
雑誌名
エンタミクス
発行日
2014年07月
ページ
80
備 考
アニメーション,漫画映画,アニメ制作者,アニメーター,「ドラえもん」
8.
記事種類
タイトル
“極上”癒しものカタログ そんなときは…ドラえもん!大研究 ※“まずは癒しのひみつ”をまじめに徹底分析 映画&コミック・癒しの名シーン、ベスト10 藤子・F・不二雄ミュージアム
発言者
沢本嘉光/中川翔子
雑誌名
an・an
発行日
2013年05月15日
ページ
53-60
備 考
コミック,漫画,「ドラえもん」
9.
記事種類
タイトル
映画ドラえもんの「ひみつ道具」は大人こそ楽しめるワンダーランド!~直木賞作家の証言から前代未聞のマトリックス化まで~ ※辻村深月,千秋,サバンナ・高橋茂雄,かかずゆみのコメント、他
発言者
辻村深月/千秋/高橋茂雄/かかずゆみ/他
雑誌名
FLASH
発行日
2013年04月16日
ページ
61-63
備 考
アニメーション,漫画映画,「ドラえもん」
10.
記事種類
タイトル
完全保存版 大人のための藤子・F・不二雄 映画『ドラえもん』、32年間の歩みをたどる ※寺本幸代監督インタビューあり
発言者
寺本幸代
雑誌名
Pen別冊
発行日
2012年10月01日
ページ
68-69
備 考
アニメーション,漫画映画,「ドラえもん」
11.
記事種類
タイトル
スーパーヒーロー列伝 『ドラえもん』進化する映画シリーズ 卒業した大人よ、カムバック ※2006年にリニューアル、32作目となる『映画ドラえもん のび太と奇跡の島』ほか
発言者
杉山登/小栗旬/鈴木福/他
雑誌名
日経エンタテインメント
発行日
2012年04月
ページ
36-41
備 考
アニメーション,漫画映画,「ドラえもん」
12.
記事種類
タイトル
『映画ドラえもん』30周年記念! じつは“いいヤツ”ジャイアン伝説! 時には笑顔、時には勇気…そして男の涙も見せる!
発言者
雑誌名
FLASH
発行日
2010年03月23日
ページ
81-85
備 考
アニメーション,漫画映画,「ドラえもん」
13.
記事種類
タイトル
映画版『ドラえもん』の歴史を知れば、新作がもっと楽しめる テレビ版が日常なら、映画版は年1回の大冒険 ※『ドラえもん』年表(1969年~2006年)付き
発言者
安部偲
雑誌名
日経エンタテインメント臨増
発行日
2006年03月20日
ページ
86-87
備 考
アニメーション,漫画映画,「ドラえもん」
14.
記事種類
タイトル
『のび太の恐竜』リメイク記念スペシャル企画 映画『ドラえもん』全26作品大百科 ストーリー、キャラクター、ひみつ道具ぜ~んぶ見せます
発言者
雑誌名
FRIDAY臨増
発行日
2006年03月14日
ページ
116-122
備 考
アニメーション,漫画映画,「ドラえもん」
15.
記事種類
タイトル
映画「ドラえもん」 ※『のび太の恐竜2006』、声優陣座談会、二女が語る藤子・F・不二雄、映画全作品ストーリー&解説、ドラえもん大事典、他
発言者
渡辺歩/木村昴/勝又日子/平山隆/他
雑誌名
クイック・ジャパン
発行日
2006年02月
ページ
3-7/40-95
備 考
アニメーション,漫画映画,「ドラえもん」
16.
記事種類
タイトル
history 映画25周年から読み解く 『ドラえもん』永久機関のひみつ ※歴史、1年の制作スケジュール、雑誌『ぼく、ドラえもん』、グッズビジネス、他
発言者
雑誌名
日経キャラクターズ!
発行日
2004年05月
ページ
156-160
備 考
アニメーション,漫画映画,アニメ産業,「ドラえもん」
17.
記事種類
タイトル
ドラえもん生誕30年記念 ※下書き原稿、藤子・F・不二雄の仕事場、夫人のインタビュー、声優座談会、映画20作データ、瀬名秀明らの寄稿文、ドラえもん年表、他
発言者
藤本正子/瀬名秀明/芝山努/真保裕一/他
雑誌名
アサヒグラフ
発行日
2000年03月10日
ページ
3-25
備 考
コミック,漫画,「ドラえもん」
18.
記事種類
インタビュー
タイトル
ドラえもん生誕30年記念 インタビュー 芝山努 「友情とか勇気、エコロジーの大切さを伝え続けていきたい」 ※映画「ドラえもん」シリーズの監督
発言者
芝山努
雑誌名
アサヒグラフ
発行日
2000年03月10日
ページ
20-21
備 考
アニメーション,漫画映画,「ドラえもん」
19.
記事種類
タイトル
NEWS BOX 『ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記』 芝山監督に聞く、藤子・F・不二雄先生が愛した「ドラえもん」ムービーの魅力
発言者
芝山努
雑誌名
アニメージュ
発行日
1997年04月
ページ
81
備 考
‖芝山努[アニメ監督]‖アニメーション,漫画映画,「ドラえもん」
20.
記事種類
タイトル
藤子不二雄アニメ・ワールド 『ドラえもん のび太と竜の騎士』に見るSFアクションの魅力! ※藤子不二雄インタビューあり
発言者
雑誌名
アニメージュ
発行日
1987年05月
ページ
113-120
備 考
アニメーション,漫画映画,「ドラえもん」

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