立花隆(2021年6月25日)
大宅壮一文庫にとって大の恩人であり、長年にわたり「大宅壮一ノンフィクション賞」の選考委員も務められた立花隆さんが、今年4月30日に亡くなったことが公表されました。職員一同よりご冥福をお祈りいたします。
1971年5月に開館した大宅壮一文庫の当初の来館者数は1日にわずか1人か2人という状況でしたが、立花さんが『文藝春秋』1974年11月号に発表した「田中角栄研究」が大きな反響を呼んだことをきっかけに、大宅壮一文庫の存在とその利用価値は世間に知れ渡ることになりました。この特集記事を書くために、立花さんは20人の調査チームをつくって大宅壮一文庫で過去の田中角栄の全ての雑誌記事を徹底的に調べ、それを土台に地道な取材を重ねました。立花さんは雑誌『本』1983年3月号の記事中で、「このライブラリーは日本が世界に誇ることができる文化施設の1つである」と書いてくださっています。
1187件ある立花隆さん自身の執筆記事索引データの中から、「家族」に関するもの5件、「情報・資料」に関するもの14件を紹介します。
ちなみにWeb OYA-bunkoの「目録検索」では、1970年代前半に立花さんが「菊入龍介」の筆名で『文藝春秋』に執筆していた記事も見つかります。
※今回紹介した索引の雑誌記事コピーをご希望の場合は、遠隔地の方でも資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。 どうぞご利用下さい。
◆家族
No1
記事種類
タイトル 完全保存版 太平洋戦争語られざる証言 立花隆 母が遺した引き揚げ体験記 「生きて帰れたのは奇跡だった」 下関の原爆孤児や戦禍の沿線など、困難な旅の記憶をたどる
執筆者 橘龍子/立花隆
雑誌名
文藝春秋
発行日
2012年09月
ページ 292-299
備 考 ‖立花隆[評論家,ジャーナリスト]家族‖
No2
記事種類
タイトル 亡き父が見た出版大粛清事件 戦後出版界の生き証人だった父が書き残した事 ※『全国出版新聞』、戦後の日配閉鎖問題、戦犯出版社粛清の動き、他
執筆者 立花隆
雑誌名
文藝春秋
発行日
2005年12月
ページ 316-325
備 考 ‖立花隆[評論家,ジャーナリスト]家族‖書物,出版
No3
記事種類
タイトル 各界著名人58名が望む 理想の死に方 密林の象のごとく ※80歳で死んだ伯父のこと
執筆者 立花隆
雑誌名
文藝春秋
発行日
2005年01月
ページ 273-275
備 考 ‖立花隆[評論家,ジャーナリスト]家族‖
No4
記事種類
タイトル 立花隆のすべて 幻の「たちばなしんぶん」 かつて、立花家の日常を丸ごと覗ける新聞があった。6歳の編集長のもと、強力スタッフが筆を競う
執筆者 妹尾河童
雑誌名
文藝春秋臨増
発行日
1996年11月15日
ページ 120-123
備 考 ‖妹尾河童[舞台美術家]人脈、略歴‖立花隆[評論家,ジャーナリスト]家族‖
No5
記事種類 対談
タイトル 兄弟対談 新聞vs雑誌 兄「ウチの社に1億円で来る?」 弟「やだよ」 ※新聞批判
執筆者 立花隆/橘弘道
雑誌名
文藝春秋
発行日
1994年04月
ページ 196-208
備 考 ‖立花隆[評論家,ジャーナリスト]家族‖新聞,新聞批判
◆情報 資料
No1
記事種類 インタビュー/書評
タイトル SUNDAY LIBRARY INTERVIEW 情報過多の時代こそ知性を獲得する読書が必須 立花隆『立花隆の書棚』中央公論新社
執筆者 立花隆
雑誌名
サンデー毎日
発行日
2013年05月19日
ページ 145
備 考 ‖立花隆[評論家,ジャーナリスト]‖
No2
記事種類 座談
タイトル スペシャル・トーク 電子書籍の“衝撃”「コレがアレを殺す」 ※7月24日に東京大学で行われた情報学環「メディア・コンテンツ総合研究機構?」シンポジウムより
執筆者 立花隆/角川歴彦/石田英敬
雑誌名
野性時代
発行日
2010年12月
ページ 274-281
備 考 ‖石田英敬[東京大学]‖角川歴彦[角川書店]‖立花隆[評論家,ジャーナリスト]‖書物,出版,電子出版,電子書籍
No3
記事種類
タイトル 知の巨人「本の現在と未来」を語る 電子ペーパーで今秋出版界は「大変革」を迎える 日本人の活字離れはほんとうか? 「紙の本」と「電子の本」は共存できるか?
執筆者 立花隆
雑誌名
現代
発行日
2003年07月
ページ 84-93
備 考 ‖立花隆[評論家,ジャーナリスト]‖書物,出版,電子出版,電子書籍
No4
記事種類 インタビュー/書評
タイトル 書想倶楽部 「良い本とは、質が高く欲しい情報をすぐに取り出せる外部記憶装置だ」 立花隆『ぼくはこんな本を読んできた 立花式読書論、読書術、書斎論』文藝春秋
執筆者 立花隆
雑誌名
SAPIO
発行日
1996年04月10日
ページ 40-42
備 考 ‖立花隆[評論家,ジャーナリスト]‖
No5
記事種類 対談
タイトル インターネット「勝者の条件」 ※情報革命の実態と、生き残るための条件を探る
執筆者 立花隆/福川伸次
雑誌名
週刊文春
発行日
1996年03月28日
ページ 188-192
備 考 ‖立花隆[評論家,ジャーナリスト]‖福川伸次[実業家,東洋大学,通産省]‖情報,情報文化,インターネット
No6
記事種類
タイトル サイバースペース探検記 インターネットはどこでもドア 3回 米情報機関に潜入し、気分はジェームズ・ボンド!? ※CIA、FBI、NSAなど
執筆者 立花隆
雑誌名
VIEWS
発行日
1996年03月
ページ 18-23
備 考 ‖立花隆[評論家,ジャーナリスト]連載‖スパイ,インターネット,アメリカ・犯罪,連載
No7
記事種類
タイトル CREA SPECIAL 新1冊まるごと人生相談 世の中の動きを知るには?
執筆者 立花隆
雑誌名
CREA
発行日
1993年07月
ページ 75
備 考 情報収集法,情報整理学
No8
記事種類 インタビュー
タイトル BUNSHUN VIPルーム 19回 「書くことよりも、物を調べる過程の方が好き」第一線のジャーナリスト、そして第一線の研究者
執筆者 立花隆
雑誌名
週刊文春
発行日
1992年01月16日
ページ 84-89
備 考 ‖立花隆[評論家,ジャーナリスト]‖
No9
記事種類 対談
タイトル パソコン実用時代 データベースは本当に何の役に立つのか
執筆者 立花隆/西和彦
雑誌名
朝日ジャーナル
発行日
1986年09月19日
ページ 12-16
備 考 ‖対談‖26-002-006[読書、図書館、情報整理学]情報産業、シンクタンク‖
No10
記事種類
タイトル 情報のインプット&アウトプット 4回 情報検索とコンピュータ ※『ニューヨーク・タイムス・インデックス』、コンピュータ化、『田中角栄研究』と大宅文庫、コピー機・レコーダーの活用
執筆者 立花隆
雑誌名
本
発行日
1983年04月
ページ 38-44
備 考 大宅壮一文庫
No11
記事種類
タイトル 情報のインプット&アウトプット 3回 雑誌情報の整理について ※国会図書館と大宅文庫の雑誌記事索引、個人の資料整理術、記事索引カード、外国の雑誌記事索引
執筆者 立花隆
雑誌名
本
発行日
1983年03月
ページ 38-44
備 考 大宅壮一文庫,大宅壮一文庫索引目録
No12
記事種類
タイトル 若き戦士の紙バクグン メモ・実用学セミナー
執筆者 立花隆/深田祐介/小池一夫/他
雑誌名
週刊プレイボーイ
発行日
1980年11月25日
ページ 175-179
備 考 ‖26-002-005[読書、図書館、情報整理学]情報整理学‖
No13
記事種類 座談
タイトル 特集 読書特集 本はいつでも絶交できる親友である
執筆者 佐藤誠三郎/森本哲郎/立花隆/山本七平/筑波常治/渡部昇一/百目鬼恭三郎/井上ひさし
雑誌名
週刊文春
発行日
1977年04月28日
ページ 58-64
備 考 ‖座談‖26-002-001[読書、図書館、情報整理学]読書‖
No14
記事種類
タイトル 未来ルポ・1980年のニッポン 1回 アメリカ大統領から巨人軍監督まで…厳密な資料を駆使した7年後の世界 ※政界、インフレ、自民党の分裂、第2関東大地震、田中角栄の復活など
執筆者 立花隆
雑誌名
週刊文春
発行日
1973年10月29日
ページ 64-68
備 考 未来図,未来社会,連載