書誌情報
昭和32年 5月25日発行(1957) |
著作者 |
大宅壮一 |
発行者 |
栗本和夫
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印刷者 |
山元正宜
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印刷所 |
三晃印刷
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発行所 |
中央公論社
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13.2cm×19.4cm、本文302頁 |
目次
日本拝見
日本列島 ボディ・ビル日本
日本は八十点
四つの島に九千万
人的資源と水力
ドック入りが必要
宇治山田 女神の都
大神宮は米英の神さま
“ツマ入り”家屋物語
チップ代りにタクアン
伊勢乞食は“エン罪”?
佐世保 宿命の“軍都”
桃色特需の街
ビール売上げ日本一
“佐世保菌”日米論争
“商人服”ビッグ・フォア
大牟田 三井の町
炭鉱の若返り術
川の水が防虫剤に
殿さま経営の喫茶店
疎開騒ぎも出た争議
堺 日本一の町
まず刑務所と御陵
活動する“養子天国”
若返るか斜陽都市
新宮 アメリカ村
漂着したアメリカ
リバー・ガール
進歩的思想の温床
別府 サルのいる“泉都”
展開される人猿交歓風景
六割を占める修学旅行組
“天皇”もいる奇人列伝
野田 醤油藩の城下町
“戦災”無キズの町
完璧な醤油トラスト
機械化された工場
純日本的モデル都市
鹿児島 封建主義最後のトリデ
セイゴどんの生霊
敗戦の経験二度
酒浸しの“おすし”
桜島新風物詩
宇都宮 徹底した中央集権
消費文化の地方配給所
勤倹貯蓄で赤字知らず
石ヘン・ブームの大谷石
名物ピンからキリまで
宇和島 日本の終着駅
今も昔も官尊民卑
天皇の夜具
萩 見はてぬ夢の町
頼みのツナの夏ミカン
夜逃げが名物
出すのがいやな萩人気質
富山 大阪的商業主義
日本の“強妻”地帯
富山を動かす薬屋さん
頭痛のタネ常願寺川
富山人気質とは
秋田 東北の文化村
名コンビ市長と助役
名物平野コレクション
評判の老女三女傑
酒田 東北の“堺市”
西鶴の描いた酒田
本間家の歴史
大流行スッポン養殖
即身仏の特産地
金沢 斜陽化した“百万石”
“この門売ります”
金沢人気質あれこれ
大へんな見送り風景
“武蔵”と“大和”の海戦
阿寒国立公園 日本ばなれした景観
大樹海と倒木
ビッキー美年子物語
釧路港の漁獲合戦
佐久間ダム 人間と機械の交響楽
工事場の昼と夜
男一匹の評価額
複数の未亡人
限りない補償
琴平 東洋のサン・マリノ
拡がる金昆羅エリア
絵馬変じて宣伝コンテスト
インテリ博徒日柳燕石
人気者の“ペポネ町長”
千里山 大阪大陸のサラリーマン半島
“阪急平野”
関東大震災の後に発展
Bクラスの住宅地
千里山夫人
内灘 その得たもの、失ったもの
「唐人お吉」
変った村の生活
面くらった村人
二つの診療所
“赤い坊ちゃん”
氷見 文字通りの“農山漁市”
集配人の遭難
富山県の“北海道”
八方塞がりの経済
残る古い風習
壮観七つの豆新聞
タヌキとりの名人
日本の断面
大内山 もっと人間的に
美しい櫓 石垣 松
三つに分れた大内山
非人間的な生活
アメリカ大使館 もう一つの政府
激しい人の出入り
大使館の日本人
アメリカ官僚主義
ソ連代表部 七人のサムライ
大きな変化
いかめしい門番氏
春近い印象
祇園 封建的自給社会
赤線青線の総本山
世にも不思議な学校
退化した彼女たち
マイコのアルバイト
性的ヴァチカン
学習院 旧華族に代る“肩書族”
学習院ジャングル
当世学習院気質
学習院よ何処へ行く
江東楽天地 東京の宝塚
興行植民地の開拓
増資につぐ増資
デパート招致運動
コンサートに五万人
欲望の大衆市場
農林省 ピンからキリの陳情団
名物いろいろ
河野農相に物申す
新農村計画
“石黒大御所”の意見
日本人拝見
ホノルル 夢の中の日本
二世部隊の大活躍
異様なナイト・クラブ
“日系人”から“ハワイ人”へ
サン・パウロ 郷愁で生活する町
A人種とB人種
日系社会を動かす三人
酒と議論と郷愁
ブエノスアイレス サムライ銘々伝
七人のサムライ
“お助け爺さん”海外版
ガウチョー気質
花のトリオ
ペルー 禁日本人入国
カサブランカ
“ペルー流れ”
すぎたるもの二つ
最大の成功者
メキシコ 日系大物列伝
“生きている移民史”
計画好きの“怪物”
一族郎党八十人
メキシコの“小山内薫”
あとがき