書誌情報
昭和42年 8月10日発行(1967) |
著者 |
大宅壮一 |
写真 |
影山光洋
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発行者 |
神吉晴夫
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印刷所 |
凸版印刷
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発行所 |
光文社
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19.5cm×22.5cm(函入 ハードカバー)、本文213頁 |
目次
明治初年の英語(折込)
第一巻のための参考年表(折込裏)
まえがき
第一章 夜明けまえ
伊達節姫
日本をおそう黒い手
銀板写真からスパイカメラまで
1 黒船来る
アメリカの抜けがけ
エピソード「日本と沖縄」
江戸っ子の憂さばらし
エピソード「ペリーと竹の子料理」
清教徒の艶名
エピソード「ハリスの日記」
植民地・日本
雪の日の暗殺
エピソード「桜田門外の変」
貧乏人の攘夷論
底辺の人たち
お人好しの先走り
禁門の変
和宮の純愛
2 討幕ののろし
志士の伊勢詣で
大名の密貿易
大人と子供の戦争
エピソード「下関砲撃」
薩長の握手
3 波濤をこえて
太平洋横断第一号
青年の英知
エピソード「アメリカ娘と福沢諭吉」
開国論への転向
パリ万博のPR合戦
4 幕末の表情
日本・今と昔
外人天国
エピソード「異邦人の富士登山」
江戸の店
にぎやかな江戸っ子
なつかしの呼び声
世の中こまりもの
エピソード「世の中こまりもの一ツトセぶし」
町の暮らし
話に咲く花
エピソード「幕末の『頭の体操』」
外人向け新商売
第二章 明治の改革
若き明治天皇
明治15年ごろの日本鉄道図
雪助カゴから光号まで
1 大政奉還
フランスの後押し
エピソード「維新の志士と外人」
幕府の遺産
二条城異変
青年天皇の登場
錦の御旗
江戸城無血開城
最後の将軍
2 幕臣の抵抗
上野戦争
エピソード「上野戦争実見記」
白虎隊と娘子軍
北海道独立共和国
洋書と酒の交換
エピソード「五稜郭と外人剣士」
新政府の地固め
3 文明開化
外人技師つき岡蒸気
文明の利器
丸善と洋書
エピソード「相場師と文明開化」
日本語を忘れた日本人
エピソード「直訳の教科書」
新しい教育
エピソード「女子教育者の真面目」
誇り高き女性
頭の革命
花開くマスコミ
エピソード「燕尾服とシルクハット」
丸窓美人
大江戸情緒
変わる銀座
住みついた外人
地方さまざま
滅びゆくもの
第三章 「大日本帝国」の誕生
西郷隆盛
明治の東京地図
直訳教科書から墨ぬり教科書まで
1 富国強兵
魂をとられた武士
強い兵隊
国を支えた生糸
官営製糸工場
不平士族の反乱
西南戦争
謎の西郷
2 鹿鳴館時代
猿芝居の幕開き
不平等条約改正のあせり
鹿鳴館に咲く花
ニュー・ヘア・スタイル
学生と娘義太夫
エピソード「『どうする連』」
世相あれこれ
亡国条約への怒り
3 帝国憲法定まる
自由湯の味
自由は死せず
憲法発布の下工作
絹布の法被下る
自由は土佐の山林に
よみがえる忠孝