書誌情報
昭和34年 3月15日発行(1959) |
著作者 |
大宅壮一 |
発行者 |
車谷弘
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印刷者 |
小田茂作
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印刷所 |
東光印刷
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発行所 |
文藝春秋新社
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13.4cm×19.2cm、本文334頁 |
目次
生きている“水戸火山”
日本一のイデオロギーの町
名家のマルクス青年・光圀
豪華な黄門チーム
名君の下の農民の生活
心の変圧器・正気の歌
“憂国”中毒症
案外に少い軍人
名文句と変り種
帰化茨城県人の代表
一万三千枚の天皇論
京都左翼の系譜
毎日がメーデーの連続
欧化の最先端を行く
“攘東京”と“本山”主義
西園寺と立命館
反東大・反政府・反米
三K時代から西田哲学へ
社会党の三人男
同志社のガンジー
日本共和国の大統領
二十五年前の進歩人
鴨川の水は流れても
権勢と叛逆を生む・山口
マルクス教の聖人・河上肇
殉国烈士と共産党の元勲
“人材輩出”の根因
“尻で光るホタル主義”
岸一族の人物構成
非人道的きびしさ
岩國のズンムたち
四人の総理を教えた名校長
“平民的”な毛利の殿様
遠い世界に憧れる下関女性
“藩用族”の維新の志士
革命はボロイという教訓
日本のスペイン・大分県
天下の政争県
野猿を愛する名物市長
スペイン型日本人の代表者
大分気質の弱さと強さ
士は殺すべし、辱しむべからず
政界の渡り鳥
左眼のコンプレックス
思想界の横綱・福沢諭吉
日田の“学商”
日本一の彫刻工場
臼杵の御三家
情熱女のいないスペイン
岡山県・日本のユダヤと言われるが
「辻人」を自認する
無傷の革命家と能吏
アメリカ処罰案
岡山の象徴・犬養毅
派閥遊泳術の達人たち
日本一の電化村
興行的宗教
器用な岡山系作家たち
マス・コミ界を牛耳る
融通のきく学者
乏しい芸能人
変り種のお歴々
自分の影に驚く
阪僑罷り通る
女房は京都、小僧は江戸
“大阪弁エリア”
“帰化大阪人”小林一三
財無くて大を成す
典型的な“阪僑”たち
大阪の最大の強味
文壇の大阪人たち
異色の学者とジャーナリスト
わが世の春の芸能界
「暖簾」と“七色のパンティ”
阪僑代表チーム
長野県・あまりにドイツ的な
日本一の文化、教育県
高い教員の社会的地位
新思想のショウ・ウィンドウ
教員の大工場
信州女の生活力
信州的文化商人
アンパイヤー的性格
詩の国、歌の国
日本屈指の美術国
「やせガエル負けるな」
鼻につく二重生活
岩手県・軍閥の墓参り
逆ピラミッド的人材
岩手人のメッカ・水沢
宮沢賢治と高村光太郎
原敬から高橋圭三へ
岩手の人気王・石川啄木
日本のチベット
人物不連続線
“軍国岩手”の面影はなし
北海道・日本のアメリカ
北海道星条旗
積極的な西欧技術輸入
クラークと札幌農学校
強い国際的感覚
封建制の強い土着資本
輩出する芸能人
道産文化人の特性
二大政党のモデル・ケース
北海道文化は合成酒か?
高知県・酒と女と革命と
酒飲まざれば人にあらず
派手に買って激しく討つ
海洋型と山岳型
土佐のムッソリーニ・野中兼山
オポチュニスト・板垣退助
“もじから”と“いごっそう”
大三菱の発祥地
「マムシの周六」黒岩涙香
アジア国大統領・幸徳秋水
土佐叛骨の産物
八ミリ化した現存人物
日本ユダヤ教総本山・滋賀県
日本人ばなれした近江人
鼻の先がたれ曲る
近江商人の起原
八幡の御三家と近江兄弟社
近江商人の士官学校
金持にならんと思わば
賭けの好きな伊藤忠兵衛
江商の知能犯・堤康次郎
井伊の殿さまと山岡太閤
政治家は少い
文壇の近江商人
一燈園の迫力
戦後の勤皇党・熊本県
“天皇引きとり県”
バスに乗りおくれた肥後
昭和の“神風連”
熊本人の性格は何か?
マス・コミ界の巨人・徳富蘇峰
“巨人”はバケモノなり
細川隆元の秘密
偽善家たる“文豪”蘆花
“文学菌”の繁殖する土地
“寝わざ師”だらけの政治家
財界人は番頭オン・パレード
“火の国”の猛婦たち
あとがき