大宅壮一選集 ④政治・経済

書誌情報

昭和34年  5月25日発行(1959)
著作者 大宅壮一
発行者 古田晁
印刷者 草刈親雄
印刷所 中央精版
発行所 筑摩書房
13.8cm×19.4cm(ハードカバー)、本文280頁

 
目次

昭和政界史
  西園寺イズムと近衛イズム
    一
    二
    三
    四
    五
    六

  上海事変と郭沫若の思い出
    一
    二
    三
    四

  貴族院と研究会の正体
    一
    二
    三
    四
    五

  空しく終わった和平工作
    一
    二
    三
    四
    五
    六
    七

  新人会と昭和研究会
    一
    二
    三
    四
    五
    六
    七
    八
    九
    十
    十一
    十二
    十三
    十四

“アメリカ処罰案” 戦時中における日本知識人の生態
  かわりやすい言動
  灸をすえるの気概
  もっと大きな朝が来る
  友軍作家の卓見
  勇敢な板垣女史
  貴重な文献

日本の没落 大東亜戦争の輝かしき戦果一覧表
  1
  2
  3
  4
  5
  6

婚礼か葬式か 「十二歳」民族は「独立」によって何をえたか
  蒼くなつて掘り戻した
  これはまさに大名行列
  晴れて明るい日の出富士に…
  日本人は十二歳

古衣型と古靴型 放出の「セコハン文化」を検討する
  靴に足を合せた人
  人間と兎

吉田と汪兆銘 八千万の白紙委任状をにぎった「日奸」
  和解か、参戦講和か、宣戦講和か
  超党派外交と吉田の肚
  八千万対一の白紙委任状
  朝鮮事変は蘆溝橋事件

十字架から原爆へ ダレスの演出と吉田の「レジスタンス」
  甘かつた汪兆銘工作
  不発に終つたソ連雷男
  脚本家ダレスの登場
  繰り返される歴史的シーン
  十字架より恐ろしい原爆

第二講和会議は実現するか 「日満議定書」と「日米行政協定」
  薄気味悪い不安ただよう
  全面講和派の役割
  満州国軍の姿と運命
  「非共」か「利共」か「平和運動」か

“アジア”は二つか三つか “四重苦”の日本をめぐる諸問題
  ほんとにそうなら嬉しい話
  内外に激化する赤い鼓動
  颱風圏の中の武装日本

第二“新体制”への道 “バラバラ日本”は新しいワクの中へ
  悲喜劇の社会党よ、どこへ行く
  左右対立の宿命的性格
  国府と単独講和を結ぶだろう
  開けゆく第二新対制

再軍備と知識人 「踏絵」と「良民証」をめぐって
  1
  2
  3

日本占領をめぐる十二の大きな失敗 世界戦史に比類なき成功といわれたが
  占領に失敗はつきもの
  禍はどこに?
  買いかぶりすぎたブラック・ドラゴン
  アチソンとマッカーサー
  パージの不明瞭さ
  すすみすぎた労働法
  革命にすぎた農地改革
  つねに権力の座にすわる官僚
  六三制の失敗
  買いかぶられた日本国民
  通弁政治の弊害
  学生層に多い反米思想
  イールズの失敗

憲法改正の内幕
  厄介物となった新憲法
  戦争放棄のない日本草案
  アメリカの作った新憲法
  謳歌された軍備放棄
  憲法改正は何処へ

尊皇攘夷と尊ソ攘米
  一
  二
  三

共産主義者における人間の研究
  一
  二
  三
  四
  五

ソ連と日本共産党

党幹部の責任

日本人民共和国の可能性
  革命の旗の色は何色でもよい
  日本の革命はオポチュニズム
  日本人は誰にでも賛成するか
  投機的革命と気候観測者群

共產主義の念仏化

株主“徳球”

恐怖

運命

現代政商論
  一
  二
  三
  四

兜町 そのカラクリの裏とおもて
  人間の賭博本能
  兜町に通う人々
  東京証券取引所
  電子管式計算器
  ヘタ株とヘチ株
  勝負師と自殺者
  兜町の成功者たち
  一攫千金の夢の行方

金もうけの盲点

“自由港”設置賛成論

女性企業家の限界

槍ガ岳型と富士山型

憲法改正は美容手術

婦人代議士“妻帯”論

政権争奪の“近道反応”

委員会ごっこ

政治家と娼妓

事前運動勝手たるべし

公明選挙運動に物申す

興行化した選挙演説

あとがき

選集 ③世相・風俗

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