大宅壮一選集 ⑨文学・文檀

書誌情報

昭和34年  10月28日発行(1959)
著作者 大宅壮一
発行者 古田晁
印刷者 草刈親雄
印刷所 中央精版
発行所 筑摩書房
13.8cm×19.4cm(ハードカバー)、本文266頁

 
目次

文士争闘の歴史
  一  「俺が」「俺は」「俺の」の時代
  二  問題文芸
  三  遊蕩文学論
  四  民衆芸術論
  五  人格主義
  六  人道主義
  七  第四階級の芸術
  八  プロレタリア文学
  九  『文芸春秋』をめぐって
  十  関東大震災をめぐって
  十一 菊池寛の文壇制覇
  十二 青野季吉と藤森成吉
  十三 形式主義論
  十四 二つの「価値」
  十五 ついに暴力に至る

文壇平価切下論
  一
  二
  三
  四

文学主権論
  一
  二
  三
  四

文学プロデューサー 文学出版の日本的性格の検討とその再出発
  一
  二
  三
  四
  五
  六
  七

ナイロン文学
  一
  二
  三

文壇リーグ戦
  一
  二
  三

文壇類型学 これも文芸批評の一形式である
  狭き門
  弟子型と学生型と懸賞型
  特異型と普遍型、百貨店型と専門店型
  ジャーナリスト出身が多い百貨店型
  類型さまざま

ペンは一本、女は数人 文学者の男女関係について

文筆投手

文士の襲名

小説の計り売り

小説の街娼化

安吾の税金闘争

小説街の交通整理

“文筆テロ”を排す

文学者の国際性

切花と文学

ワイセツ物か芸術か
  判断は時の常識
  モデル問題は創作力の衰退

裁判官の文学評論

文学と抵抗性

匿名批評の意義と信念

更年期の文芸評論家たち

ペン大会は興行だったか

文壇ギルドの解体期 大正十五年に於ける我国ヂャーナリズムの一断面
  一 ギルドとしての文壇
  二 ギルドの崩壊

文学的自己精算に就て

現文壇に対する公開状 実業界の一分野としての現文壇

文壇縦横論
  一 文学に於ける遠心性と求心性
  二 葛西善蔵を否定す
  三 文壇に於ける“公娼”と“私娼”

綜合芸術としての文学

文学の大衆化と娯楽化
  一 「自己完成」文学の没落
  二 新興文学の“明るさ”について
  三 新興文学の娯楽化

文学批評の座標について 文学的戦術論の一部として
  一
  二
  三
  四
  五
  六

日本エロチック作家論
  一
  二
  三
  四
  五
  六
  七

文学改造論
  文学の行詰り
  文学と文章
  文学の形式的改造
  文学の内容的改造

チヤンバラ文学とアワヤ文学について

ブルジョア文壇のファッショ化に就て 戦争文学の流行と文壇社会ファシスト
  一
  二
  三
  四

文壇デパートの景気打診
  (一)復興か将た凋落か
  (二)市場奪還の宣伝隊
  (三)文学の神様一巡
  (四)復興どころか退歩
  (五)若き文学の旗手
  (六)文壇の那須与市

文士行状論
  一
  二
  三

十年後の文学
  一
  二
  三

純文学不振の原因

芸術の生存競争と文学
  一
  二
  三
  四
  五
  六

新版文壇地図
  一
  二
  三
  四
  五

ルポルタージュと文学
  一
  二
  三

あとがき

選集 ⑧知識人

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