大宅壮一全集 第17巻 外地の魅惑

書誌情報

昭和57年  3月25日発行(1982)
著作者 大宅壮一
発行者 佐藤康夫
印刷者 北島義俊
印刷所 大日本印刷
発行所 蒼洋社
発売元 桜楓社
13.9cm×19.6cm(ハードカバー 函入〈14.4cm×20.6cm〉)、本文402頁

 
目次

写真:船上で (昭和10年ごろ)
写真:南洋“珊瑚の島”へピクニック (右端は佐々木茂索・昭和11年)
写真:サイパン丸でダバオ出帆 (南洋諸島旅行・昭和11年)
写真:上海の街路を行く (昭和12年)
写真:関東軍に招かれ満州に渡る (左より著者、火野葦平、川端康成、高田保・昭和16年)
写真:捕獲機の下で (南京・昭和12年)
写真:上海にて (昭和12年ごろ)
写真:「外地の魅惑」初版本 昭和15年  (萬里閣版)



外地の魅惑
  序

  内蒙古横断記
    沙漠への憧憬
    官民二筋道
    徳化
    大草原
    生活
    食事
    気候と性格
    ラマ僧と廟
    娯楽
    性生活
    王府

  戦雲下の蒙古草原
    このつぎの戦場
    陸の生命線
    政治家・徳王
    言語の相剋
    狼の飼育

  南十字星は招く
    南と北
    台湾
    厦門
    マニラ
    セブ
    ダバオ
    内南洋

  香港の敵性を暴く
    上陸第一歩
    香港の軍事施設
    英国人の対日意識
    マカオ訪問
    街頭諸相
    支那の戦争映画

  南支のスパイ合戦

  苦力と共にフランス船へ
    第一信
    第二信

  大陸を股にかけて
    上海
    杭州
    南京
    青島
    済南

  共産匪地帯の最前線を行く
    Ⅰ
    Ⅱ
    Ⅲ
    Ⅳ

  大陸に進出する女

  満支要人の印象

  陣中に橋本欣五郎と語る

  香港で 郭沫若と会わざるの記

  広東の火野葦平 戦線に生れた文学的グループ

  満州の盛り場

  海賊と火事
    海賊
    火事

  阿片と賭博

  大陸旅行経済学

  大陸カメラ案内
    四つの大陸コース
    鴨緑江、奉天、撫順、旅順
    「アジア」・新京、吉林、ハルピン
    北満、蒙古、王府、承徳、古北口
    北京、天津、蒙疆地区



満鮮スリル行
  Ⅰ
  Ⅱ
  Ⅲ
  Ⅳ
  Ⅴ
  Ⅵ

泥棒市場をめぐる感想
  支那社会の心臓
  貨幣地獄
  盗癖と博癖
  沙面の外国人

返還直後の奄美大島を行く
  さながら終戦直後
    “延期”された敗戦
    米は自由販売
    復帰ブーム
    知事の“行幸”
  文化果つるところ
    イモ、ソテツが主食
    教育への“出血投資”
  アメリカから“いとま”
    軍政の貸借表
    復帰運動の裏には
  日本の中の“日本”
    痛めつけられた島
    食わしてくれる人がヌシ
    お役人の大氾濫

紅衛兵嵐の表と裏を抉る
  “文化革命”は「年齢革命」
  カベ新聞が週刊誌の役割
  日中友好の効果的な方法

西サモア“大酋長”就任の記
  いざ“南海の楽園” へ
  大鵬級の巨人がザラ
  ボインボインの歓迎
  初夜権もあった大酋長
  “ソリヤ”と命名される
  “白い酋長”スチブンソンの家
  離島、小島の生き方

〈解説〉紀行=独特な視座(尾崎秀樹)

月報24
  運(横山隆一)
  現役五十年(小谷正一)
  八幡山の藪蚊(大田信男)


全集 第16巻 日本拝見

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