書誌情報
昭和32年 2月20日発行(1957) |
著作者 |
大宅壮一 |
発行者 |
角川源義
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印刷者 |
中内あき子
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印刷所 |
中光印刷
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発行所 |
角川書店
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13.2cm×18.6cm、本文290頁 |
目次
久原房之助
見せものむきの怪獣
倉庫係からスタート
世界一高いエントツ
買切列車で大陸横断
踊らされた田中義一
「政党とは桶である」
便所に電話を取付ける
二度の破産も朝飯前
怪物遂に天下をとれず
三木武吉
天下の悪型
逆手とりの名人
亡霊ついに去る
玄人ごのみの魅力
河野一郎
“実力者”ナンバーワン
ワシントン詣で
海道一の大親分
新聞記者時代
鳩山家の台所を賄う
天を恐れない“河野流”
守勢に立つ特攻隊長
政界の石田三成
平塚常次郎
日ソ交渉のスポンサー
入ソ記録保持者
堤清六との出合
河野一郎との関係
光は北方より来るか?
馬島僴
政治性に富む実際家
嬉しくてかつがれた久原
平塚・鳩山ラインとの結び付き
日ソ交渉の脚色演出家
左翼冒険小説の前半生
新しい型の黒幕
藤山愛一郎
九十六の肩書
社長ぐらし三十年
金と力のある色男
佐藤和三郎
『大番』主人公のモデル
越後人の一典型
操行はいつも丙
相場師ブーチャン
パルプ株で大当り
不死身の男
目下苦闘中
水野成夫
企業家にして文化人
財界の処女地“放送”
大泥棒か博奕うちか
インテリ革命ごっこ
共産党への道
獄中転向第一号
古新聞と陸軍と
広い交友半径
学閥の最大限利用
阿部真之助
善良な毒舌家
日本一の恐妻家
インテリ忠治
下中弥三郎
アジア主義者でアナーキスト
ステキズムのモデル
ワクからハミ出た人物
ベストセラー『や此は便利だ』
“世界”か然らずんば“大”
抜き難き政界への野心
ゴビの沙漠に築く殿堂
“偉大な日本”への郷愁
谷口雅春
大組織の宗教百貨店
大本教の聖フランシス
「手紙布教」で出発
発展する宗教株式会社
大コンツェルンの全貌
“一個の労働者”谷口
東郷青児
怪物の二科再建法
ワンマンここに誕生す
狙う最大の興行価値
強靱な生活力
在野の名誉と誇り
宣伝は手段か目的か
ものにしてから口説け
勅使河原蒼風
“オブジェ”氾濫時代
名前の美学
最大限の利用するマス・コミ
ファンの陥る錯覚
稀代の演出家
家元は一寸よござんす
岡本太郎
アヴァンギャルドの旗手
岡本半平
おれはピカソを乗りこえている
信者のいない文化教祖
森繁久弥
素人くさい玄人
育ちの良さ
関西的な市民精神
石橋湛山
本命を破る
中学では二度も落第
独学で経済学をマスター
ドッジにまっこうから反対
資本家陣営の連隊騎手
あとがき