書誌情報
昭和34年 7月20日発行(1959) |
著作者 |
大宅壮一 |
発行者 |
古田晁
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印刷者 |
草刈親雄
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印刷所 |
中央精版
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発行所 |
筑摩書房
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13.8cm×19.4cm(ハードカバー)、本文264頁 |
目次
汚職天国・イラン
甚しい貧富の差
お役人様々の国家
砂糖をめぐる国際贈賄合戦
悪評の日本綿布
婦女売買と街頭詩人
生活文法の“コーラン”
“盗めば斬る”の原則
平然たる共産国・ユーゴスラビア
ヤミ屋までが国営
ここでもさかんな柔道熱
革命貴族の悲劇・ジラス事件
生き残る旧支配階級
街を埋めるカーキー一色
東洋風の農民たち
遠交近攻の実践国
計画的復興を進めるドイツ
長屋アパートのライカ本舗
浮浪児にみる二つのドイツの悲劇
深刻な青年層の不安
霧の国・イギリス
対ソより悪い対日感情
後味の悪いロンドン塔
有料イスで日向ぼっこ
ガス灯のビル街
“文化人”憧れのフランス
困った連中“パリ病患者”
柔道罷り通る
高い物価と社会保障
パリの宵街あれこれ
物情騒然たる北アフリカ
テロの世界的本場・カサブランカ
宥和策に必死のフランス
外人部隊に米軍進出
サービスの悪い国策会社
ドル王国・アメリカ合衆国
官庁と記念碑に集まるお上りさん
欲望の洪水・ニューヨーク
ドルの圧力の象徴ウォール街
頭痛のタネのアメションたち
浸透している日本趣味
シカゴに働く日本人たち
日本を慕う戦争花嫁
再検討すべき留学熱
写真界の成功者
浅草以下のストリップ劇場
日本人街罷り通る
大晦日から元旦まで
一人半に一台の自動車
桑港からサクラメントへ
賭博と離婚の町リノ
加州の一世を風靡する日本趣味
ホノルル 夢の中の日本
二世部隊の大活躍
異様なナイト・クラブ
“日系人”から“ハワイ人”へ
サンパウロ 郷愁で生活する町
A人種とB人種
日系社会を動かす三人
酒と議論と郷愁
ブエノスアイレス サムライ銘々伝
七人のサムライ
“お助け爺さん”海外版
ガウチョー気質
花のトリオ
ペルー 禁日本人入国
カサブランカ
“ペルー流れ”
すぎたるもの二つ
最大の成功者
メキシコ 日系大物列伝
“生きている移民史”
計画好きの“怪物”
一族郎党八十人
メキシコの“小山内薫”
可能性の国・ブラジル
満貫であがれる世界
一度あてれば…
コショウ景気とニコヨン賃金
見直される捨てた土地
移民は組織の責任で
向こうの金とこちらの技術
昔の移民とアプレ移民
開かれた窓々
“写真結婚”のような移民
投機的なブラジル農業
“緑の地獄”アマゾン
ものすごい胡椒ブーム
日本青年で人種改良
つぶれたボリビア開発計画
“工業移民”“技術移民”が必要
“計画移民”と“呼び寄せ移民”
移民でもうける男
“商業技術家”ならOK
人物本位の“計画的移民”
内蒙古横断記
沙漠への憧憬
官民二筋道
徳化
大草原
生活
食事
気候と性格
ラマ僧と廟
娯楽
性生活
王府
共産匪地帯の最前線を行く
一
二
三
五
香港の敵性
上陸第一歩
香港の軍事施設
英国人の対日敵識
マカオ訪問
街頭諸相
支那の戦争映画
南支のスパイ合戦
阿片と賭博
サマサマ統治物語
オランダ人は身一つで逃げ出した
インドネシアの子供が忽ち坊主刈りになつた話
忠犬ハチ公とジャワの召使ひ
オランダは斯くの如く支配した
日本人だと何もかもサマサマになる
さまよへるオランダ人
文士洋行無用論
一
二
三
四
洋行アルバイト
一
二
三
どうしてアチラにゆきたがる 洋行熱をサマす
一
二
三
あとがき