日本の表情

書誌情報

昭和28年  3月5日発行(1953)
著作者 大宅壮一
発行者 駒津恒治郎
印刷者 齋藤憲史
印刷所 日月印刷
発行所 駿河台書房
13.5cm×18.5cm、本文270頁

 
目次


一九五二年(昭和二十七年)
 十一月
  「吉田幕府」の成立
  吉田をめぐる女
  全体を食う
  米国系連邦下の日本
 十月
  ふえてゆく家出人
  パル博士と戰犯
  紙のカーテン的興味
  婦人代議士妻帶論
  その後に來るもの
  畸形的な「文化」
  自由党「大阪冬の陣」
  公明選挙はこうでもせねば
  社会党よ、四発で行け
  選挙後の台風
 九月
  貞操観念のない政党
  田中・吉田・光圀
  波頭を現わした「右翼の暴力」
  保守・革新をまず選べ
  選挙と共産党
  選挙をめぐる「常識」
  「美人局」以下
  投票つりの文教策
  小説の街娼化
  現代青年の特性
  中共行きと官僚
  三社の共同脱退
  「三十八度線」をつくる資本家
  有料老人ホーム
  相撲と巨人
 八月
  近親犯罪と住の問題
  「ヨシワラ」の現状
  オリンピックと夏祭
  お祭り国際会議
  ずれたNHK型を破れ
  脅かされた独立
  千七百円ぐらい説
  教授白書を出せ
  政治のない日本
  「もく星号」事件の清算に際して
 七月
  オリンピック
  文化人の勇気 
  関西人と華僑
  德球論文は現実化されるか
  「入ソ三銃士」への政府の態度
  「政界」廢馬行進曲
  手と人物
  破防法と自由
 六月
  日本の盲点
  気分と行動
  硫黄島の砂
  誰に賭けるか
  政治家と「金」
  頭腦の年輪
 五月
  悲しい現実
  バラバラ事件と社会悪
  社会党の再分裂
  サーカス政治家
  流行の先物買い
  再軍備論ごっこ
  「大学コンツェルン」を提唱す
 四月
  運動選手と学問
  デノミネーションは文化にも
  タマラン節と独立式典歌
  大学をめぐる問題
  独立めぐる明暗
  学習院の「眞理」
  外地の混血兒
 三月
  分裂せぬ労働党
  不似合な憲法
  吉田、和田の密約
  選手養成の「場」大学
  日本人の「眼」
  ピストルの横行
 二月
  新型選挙は如何
  愚弄する政治
  芸能人と実生活
  さっぱり面白くない六区補選
  養老院
  東京=神戸道路
  淺原健三
  平野義太郎
  三月危機説
  人間鍛錬が必要
 一月
  今様「ふみ絵」
  チャタレイ判決
  安倍能成
  不渡り時代
  官製は真ッ平
  パチンコ的な大学授業料
  大衆の立場
  「勝負」の哲学
  正月服装談義

一九五一年(昭和二六年)
 十二月
  思想的分布図
  ボーナス逆戻り
  料金を割戻せ
  便利な「民族主義」
  ボーナス政務官
  官吏全部が共犯
 十一月
  欺瞞政治
  明治的な体臭
  「平和運動」は平和を齎すか?
  社会党知事の惱み
  天野と南原
  「清水教」の不思議
  学生と就職
 十月
  書物の粗製濫造
  政治の空白
  接待費を食う役人や政治家
  許せぬ警察のスタンドプレー
  食い違う「言明」
  吉田の婦人尊重
  共産党の独り勝
  新聞週間の標語
  平等と創意
 九月
  迷う社会党
  無用な秘密趣味
  日僑奬勵
  退院か出獄か
  古雑誌から
  吉田全権の演技
  「非共」と「利共」
 八月
  政党の斜陽化
  風紀委をつくれ
  お役所人種
  「寝耳に水」外交
  委員長の帰国
  祝いか葬いか
  万年側近業者
 七月
  子供委員長
  ナンセンス裁判
  「住」足らずば
 六月
  安吾の税金闘争
  変りゆく日本
  問題は第二次
  他力平和主義者
  政治族の習性
 五月
  多すぎる風俗派
  お役所のDDT運動
  琉球共和国
  相撲の改革法
  追放解除ボケ
  人物評論の盲点
  政治の悪循環
  チャタレイ裁判
  抱き合せ選挙
  六三型と六三制
  漫画と庶民性
 四月
  魂のぬけた地方選挙
  日本人は健忘症
  柳田国男
  小説街の交通整理
  共産党と社会党
  「文化自由会議」の性格
  現職区長と選挙
  法律と麻雀ルール
 三月
  「通」ということ
  「主義」の浮浪兒
  裏返し入学試験
  選挙と條件反射
  紀元節の復活
  謎々「公益事業」
 二月
  ビールとコカコラ
  陪審委員か弁護団か
  男子の貞操
  ロックフェラーと大谷光瑞
  政治の終り
  靴と憲法
  「芸者の哲学」を調べた大学教授
 一月
  賭博を好む心理
  知識人の娼婦性
  筋金拔きの野党
  アンパイヤの精神
  未熟な車中放談
  ブック・セットの提唱
  正月フロ談義
  餅と王位
  正月的人物

一九五〇年(昭和二五年)
 十二月
  日本丸も貴方任せではすまされぬ
  野球と国連
  火事と宴会
  六百万のルンペン
 十一月
  知識人の国籍
  轉落の綜合雑誌
  修身も結構だが……
  超党外交の早道
  ショウ翁の58年
 十月
  ソ連芸の手の内
  大学の産兒制限
  ヒジ小池大いによし
  高松宮の漫画
  享楽経済学
  早船と山際
  学長は進歩せず
  権利を捨てる学生
 九月
  チャタレー騒動
  競輪と政治の穴
  人間は馬以下
  文筆模造品
 八月
  国滅びて言葉あり
  追放・解除・逆追放
  日本の姿
  「お中元」異変
  多すぎる盲点
  信仰の自由
  漫画の時代
  同調主義の流行
  原爆とデマ
 七月
  平和論の流行
  政府の宣伝
  「文筆テロ」を排す
  先生方の竹槍論
  のどかすぎる日本
  燒かれた金閣寺
 六月
  これも浮貸しか
  近頃の平和論者
  時代とのずれ
  混乱から混乱へ
  ストリップ世相
  生きた政治
  世界一の部落
 五月
  得手勝手な声明
  アベック殺人
 四月
  戰後の新しい言葉
  原稿料と印税
  小説・映画・野球
  民主化と弱体化
 三月
  スポーツの日本的性格
  生活文法を確立せよ
  自由と規律
  自殺と政治
  最高文化委員会をつくれ
  「田毎」の政治家
  目に見えぬ三十八度線
 二月
  ニセ大学生
  早くなくしたい戰爭の象徴
  寸劇「夫婦げんか」
  放送法案、じつはHNK保護法案
  抱き合せNHK
  何れが偽学生か
  人類の決勝戰
  犬養と野坂
  「老いらく」「中らく」
  横綱と文豪
  無責任な斜陽族
  孝宮婚約に寄す
 一月
  国鉄プロ・チーム
  了解に苦しむ 野坂批判
  横綱と医学博士
  田中絹代の動向
  天皇と丸まげ
  元老と長老
  年齡と日本人
  奮いたつ国歌を

実録・天皇記

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